新会長に森本会長(森本八十八商店社長)を選出、西日本ダイジェット特約店会

ダイジェット工業株式会社

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臨時役員改選で会長に選出された森本八十八商店社長

23回目を数える西日本ダイジェット特約店会総会が7月21日、大阪市内のホテルで開催され、各種予算案を承認するとともに、臨時役員改選で、会長に森本八十八商店・森本裕康社長、副会長にタナカ善・田中善隆社長、会計幹事に鋼和・長野力社長をそれぞれ選出した。
 総会の冒頭で長野前会長が挨拶に立ち「昨年には当社の会長を退職し、これに伴い、当会の会長も退任した」と退任理由を説明し「ダイジェット製品の拡販を通じて大いに仕事を展開して頂きたい」と会員各社を激励した。
 続いて生悦住社長は「前期は何とか黒字を確保。今期は海外の回復を実感するが、国内は非常に緩慢。輸出が伸びて、社内シェアは1対1。JIMTOFを通じた商談機会で国内需要を刺激していきたい」と語った。
 古林常務は「今期は金型加工用工具に加えて、難削材や高硬度加工用工具に注力していきたい。その一方で、ユーザーニーズに即した提案型の新製品開発の促進を図っていく考えだ」と述べ、福井国内営業部長は「新コーティング材種としてDS1シリーズをリリースし、好評のストライクドリルはサイズ拡張を追求している。また、10月1日受注分からの価格改定をお願いしている」と新製品の展開と価格改定に言及した。

 10月1日受注分から製品価格改定実施へ
 超硬原料のレアメタルや鋼材等の原材料はじめ、原油価格の高騰、電力や副資材のコストも大きく上昇しているなか、ダイジェット工業は、10月1日受注分から製品価格の改定に踏み切る。
切削工具 標準品・・・現行価格+10%、特殊品・・・現行価格+10%以上
耐摩工具 現行価格+20%
合金素材 標準品・・・現行価格+10%、特殊品・・・現行価格+15%以上
 世界的な需要回復に加え、半導体をはじめとする部品供給不足や物流コストの上昇など、懸念材料は多く、先行きの不透明が今後も続くものと判断している。

記念撮影に収まる西日本特約店会の代表
記念撮影に収まる西日本特約店会の代表