日本機械工具工業会新年賀詞交歓会
各社の総計で生産金額5000億円突破へ

一般社団法人 日本機械工具工業会

一般社団法人 日本機械工具工業会

田中会長

日本機械工具工業会の賀詞交歓会が東京会館で開催され、田中会長は「昨年は、新型コロナによる行動制限が緩和され、経済活動が活発化した年」としたうえで「欧州の停滞、米の段階的利上げ、日本では円安の進行・・・」といった各国の経済的特質に触れ「我々の工具だけでなく、工作機械や計測分野などとのコラボレーションの必要性を強く感じている」との考えを披歴した。
 工業会加盟各社の生産出荷金額の推移では、ピークだった2018年が5194億円、コロナ禍に突入した2020年で3698億円、翌年の2021年が4711億円と持ち直し、そして2022年は5000億円台が視野に入るまでの回復ぶりを示している。
 田中会長も「ぜひ、大台に乗せたい」と意欲を語り「2023年は、2018年度を上回る、過去最高を望みたい」と打ち上げ、キーワードとして①EV化②DX化③環境(脱炭素)④業界連携-を掲げた。