東新商会の新たな試み。1600頁に及ぶカタログを製作、1月から順次、配布開始

株式会社 東新商会

株式会社 東新商会

室田社長

  •  2020年8月に東新商会はCominixグループとして再スタートを切った。
  •  室田社長は「ネジ切工具に強い商社として認知して頂いており、現在、73期を迎えている。商材の拡充に加え、配送サービスも充実させ、軽トラックを含む都内バイク便の活用頻度を上げ、受注から3時間後には、お届けできる体制を構築。『待ち』の商売から『攻め』の世界を臨むようになっている」と、この間、取り組んできた顧客満足度アップの一端を語る。  72年前、東京の新橋でスタートしたことに社名の由来がある。
  •  「タップ、ダイス、ネジゲージ、チェザーの販売が皮切りで、ほとんどのタップメーカーと取引があった。棒もの問屋とも呼ばれた」そうだ。
  •  今では50社以上のメーカーと取引があり、商材の90%以上が切削工具で占める、まさに切削専門問屋だ。
  •  浅賀常務は「昨年から住友電工、日本特殊陶業の代理店となり、インサート系も取り扱うようになったほか、Cominixの扱う海外メーカーとの取引もスタートさせた。また、エンドミル、タップ、リーマ販売が得意なことから、聖和精密工機、B.Cテックなどのホルダーメーカーとも新たにお付き合いが始まり、親交を深めつつある」とのニュース性も含まれる展開にも言及する。
  •  今回、東新商会では20数年ぶりにカタログを製作し、1月から順次、配布を開始した。
  •  カタログ製作の実務を担った高萩営業次長は「総数1600頁から成り、メーカーカタログが手薄な場合でも、このカタログには詳細が掲載されているのが特徴だ。得意とするタップ販売の強さの表れでもあるが、特定代理店在庫として、彌満和製作所の扱うタップはすべて掲載している。およそ5分の1を占める300頁を成す」と説明する。
  •  他に有力メーカーとして、日進工具、ダイジェット工業、エフ・ピー・ツールなどにも紙数を割いているほか、センタ穴ドリルの岡部工具製作所、フライスカッタ―のエムアールティー、ハイスエンドミルのフクダ精工といった特徴ある各社商品も見逃せない。
  •  また、高萩営業次長は「TОSIN NEWS」として、毎月、メーカー情報を発信していることも付け加えた。
  •  「1月は日進工具の4枚刃CBNスーパーハイプレシジョンラジアスエンドミルについて、2月はダイジェット工業のスプリングキャンペーンを取り上げた。是非とも、話題にして頂きたいとの思いから、今後も継続して取り組んでいきたい」。
  •  20年ぶりに刷新されたカタログは、是非とも手に取って、確認いただければと思う。

 

浅賀常務

浅賀常務