西日本ダイジェット特約店会総会。新会長に長野鋼和社長選出。金型加工用工具開発・製品化への期待さらに

ダイジェット工業株式会社

ダイジェット工業株式会社

西日本ダイジェット会総会に参加した特約店、メーカー代表ら

  •  第18回となる西日本ダイジェット特約店会総会が6月15日、広島のホテルで開催された。

 

  •  第一部の冒頭、挨拶に立った鳥津修会長(トリツ機工会長)は「工作機械業界は、6カ月連続で増加を記録しており、この上昇の波に乗って、ダイジェット製品の拡販を進めていきたい」と述べながら「岡山では三菱自動車・水島製作所の動き‐年末からのSUV『RVR』の生産開始‐が気になる。モノが動いてくるのは歓迎だ。世間の動きも一般的に悪いとは聞いていない」として拡販への士気を高めた。
  •  メーカーを代表して生悦住歩社長は「前期は、マックスマスターやエクストリームダイメイトなどの新製品をリリースした。売り上げでは3・9%減少となり、工業会平均の4・0%減と同水準の結果に。欧州では独で4月から現地法人化し、活動をスタートさせ、代理店網の拡充に努めている。即納率は98%」と自社の動きを概観しつつ「売り上げに占める切削工具の割合が7割。営業マンの社内教育を強化しつつ、テストカットまで対応できるよう努めていきたい」と語った。
  •  役員改選では、新会長に副会長の長野道彦鋼和社長、新副会長には会計幹事の森本裕康森本八十八商店社長、新会計幹事には、田中善隆タナカ善社長がそれぞれ選ばれた。
  •  第二部で古林常務からは「当社は来年で創業80周年を迎える」との前置きに続いて「金型加工用工具の、高硬度材・難削材対応を進化させながら、モジュラー化、TA化を図っていく製品開発を進めていきたい」とし、堀営業部長は「新規受注獲得への取り組み強化として、意欲的に展示会出展を試みており、4月のインターモールドを皮切りに、今年は9月のEMO、10月のメカトロテック、そして中国・重慶への出展を計画している。代理店・特約店様との関係強化として、メカトロテックに合わせた新製品投入とオリジナル製品の提案、各種講習会などを実施していきたい」と語った。

 

  •  優秀会員店表彰ではマルヨシ、トリツ機工、森本八十八商店などが選ばれ、今後の拡販への決意を新たにした。

 

生悦住社長

生悦住社長

 

鳥津会長あいさつ

鳥津会長あいさつ