新製品の深耕図る場として活用—ダイジェット工業のインターモールド

ダイジェット工業株式会社

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インターモルドではJIMTOFでの新製品を必見

 

  •  インターモールドでは、チップ両面仕様の高送り用工具「マックスマスター」、荒から仕上げまで対応可能な「QMシリーズ」など高能率刃先交換式工具の他、穴・座ぐり加工用工具「タイラードリル」、複合新材料「サーメタル」による金型等を出展する。

 

  •  注目製品は次の通り。 マックスマスター (GMX/MGX形)
  •  マックスマスターは、小型3次元チップ採用により低抵抗ながら両面4コーナ使用できる経済性も高い高能率荒加工用工具。チップ厚みは4ミリと厚く、断面強度を従来品比20%向上、断続切削でも安定加工が可能となる。
  •  刃先形状を最適化し、切粉排出量Q=317㎤(工具径50ミリ・7枚刃)を達成するなど、荒加工の高能率化を実現。また、ランピングやヘリカル性能にも優れ、ポケット加工にも最適。工具径の6倍以上と突出しが長い場合でも安定した高送り加工が行える。
  •  本体は高剛性「Gボディ」を採用、全サイズクーラント穴付きとなる。モジュラーヘッドタイプ径16(2枚刃)~42ミリ(6枚刃)及びボアタイプ径50~66ミリ(全て7枚刃)をラインナップ。 QMミル用「ミラーチップ」 (YOHW形)

 

  •  つぎに、刃先交換式多刃工具「QMマックス」に続き、小径の「QMミル」にも仕上げ用「ミラーチップ」を追加。「QMシリーズ」全体で1種類のホルダでもチップの選択により高送り・肩削り・仕上げ加工などが可能となった。
  •  「QMミル」は径10ミリ2枚刃、径32ミリでは8枚刃と多刃仕様のため、従来の荒加工に加え仕上げ加工の高能率化も実現。また、用途により本体を変える必要がなく、経済的で工具管理も容易。

 

  •  チップは、「新DHコート」採用の高硬度材加工用PVDコーティング材種「DH102」と一般鋼用には汎用性の高い「JC8015」を揃える。チップコーナRは、R0・3~0・8をラインナップする。 座ぐり加工用「タイラードリル」 (TLDM/TLZD形)
  •  先端角180度の「正面が平らな」ドリル。傾斜面や円筒面など不安定な被削材形状への穴あけ・座ぐり加工も可能。工具径は、ソリッド小径1ミリから刃先交換式の径32ミリまで幅広くラインナップする。

 

  •  会期中の4月15日(13時~14時)には、東6号館第一会場にてテクニカルワークショップを開催。「難削熱間工具鋼の高能率加工」と題し、難削熱間工具鋼の荒加工、穴あけ加工の高能率化によるコストダウン事例を紹介する。