加工技術センターと連携し「ソリューション」提供する場に。三菱マテリアルのJIMTОF

三菱マテリアル株式会社

三菱マテリアル株式会社

熊木部長(写真左)と二宮部長補佐(写真右)

 

  • 三菱マテリアルは、加工技術センターと連携して「ソリューション」を全面に押し出していく。
  •  熊木営業企画部長は「当社初の試みとなるが、事前に加工相談の申し込みを受け付けさせて頂いた。会期中、ブースに3部屋をご用意して、技術スタッフが相談事に対応させて頂く」と新たな取り組みに言及する。
  •  最近の特徴的な動きに触れてもらうと「航空機分野では、要求納期が早くなっている影響で、コンポジット材やアルミといった加工での高能率化ニーズ、エンジン部品、特に日本で手がけている保守部品の、高い需要に即応するため、チタンやインコネル等の難削材には、以前にも増して注力している」。
  •  4月~9月という上半期は、6月1日受注分からの値上げ実施に対する「駆け込み需要」が見られたものの、実需ベースで、その後も好調な推移を継続しているそうだ。
  •  「需要増の影響による注残への対応としては、納期を細やかにヒアリングさせて頂く中で、少しでもご迷惑のかからないよう配慮している」。
  •  また、直近で、特に動きのいい製品について、二宮部長補佐は「座ぐり加工用のMFE、面取り工具のDLE、縦置きの高能率多機能カッタVPX、溝入れのGW、アルミ合金仕上げ用のFMAX」を挙げる。  各商品特性は写真とともに別途記載した。
  •  今後の需要へのアプローチでは「高齢化が進む中で、医療分野などでの伸び代が大きくなると予想される小物部品加工については、新製品だけではなく専門チームの設置などによって市場深耕と獲得を念頭に置いて活動を進めている」と言う。
  •  ブースは、黒、赤、白を基調とするカラーデザイン。
  •  「『DIA♦EDGE』」という新商品ブランドの新たなロゴについて、その背景を含めた説明の場を設けた。切削工具のブランドとして浸透させていきたい」。