三菱電機放電の新たな領域切り開く提案、インターモールド

三菱電機株式会社

  •  三菱電機は、「IOTと超高精度加工が生み出す進化と真価」をテーマに金型から部品加工まで、放電加工の新たな領域を切り拓く様々なソリューション提案を展示、実演する。
  •  見どころとなるのは、「IOT」、「自動化」、「超高精度」という3つのキーワードに沿った提案だ。
  •  IOTでは、新制御装置「D‐CUBES」を搭載したワイヤ放電加工機「MV1200R」を展示し、リモートサービス「iQ Care Remote4U」と連携させ、IOT技術を活かした三菱電機のサービスを提案する。

 

  •  具体的には、ダッシュボード機能とリモート診断機能が挙げられる。
  •  ダッシュボード機能とは、放電加工機の稼働情報をリアルタイムで確認できる機能。稼働情報をIOTプラットフォームで一元管理し、見える化・分析することで生産プロセスの改善、ランニングコスト低減に貢献する。
  •  リモート診断機能とは、三菱電機のサービスセンターに設置した端末から直接、ユーザーの放電加工機に接続し、加工材の状況を遠隔から確認する機能。同社スタッフがアラーム内容、加工条件を確認し支援する。
  •  つぎに、自動化では、高精度形彫放電加工機「EA8PS」と放電加工機自動化システム「EDCHANGE SLIM」を展示する。ブースでは、電極とワークの自動交換を実演。自動化、稼働率の向上というニーズに対応した提案を展開する。
  •  最後に、超高精度として、超高精度ワイヤ放電加工機「MP4800」を展示。MPシリーズ最大サイズなため、長尺ワークに最適な加工機となる。注目は加工精度。ピッチ精度1㎛、真円精度0・98㎛(径80ミリ)、を実現した。ブースでは、サンプルとして長尺ピッチプレートを展示し、同機の精度が確認できる。

 

  •  今回のインターモールドは、前回の30コマを上回る36コマを確保。「提案やアイテムも増えている。インターモールドは、金型に特化した展示会なため、当社としては重要視している」と、広報担当者は語った。