新刃型のОリング溝加工用カッタを初披露する大洋ツール。主力のキーシードカッタはサイズバリエーションを豊富化

大洋ツール株式会社

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大洋ツールの高萩社長

 

  •  大洋ツールのJIMTOFの見どころについて高萩社長にヒアリングした。
  •  「市場にはない、新刃型のОリング溝加工用カッタを初披露させて頂く。この間、テストカットを繰り返してきたが『良好』との評価を賜り、商品化に弾みをつけた。非鉄、樹脂加工を狙っていく」として、来年への商品化を計画。ラインナップは、従来のОリング溝加工用カッタに揃えていくことになるようだ。
  •  販売の主力であるキーシードカッタでは、「コンマ1ミリ幅を参考出展する」と同時に、これまで対応していなかったサイズのニーズが増えてくる中「外径30ミリ以下、刃幅3ミリ以下についてコンマ1とびでラインナップしていく」方針を採る。
  •  このほか、柄付きの外丸フライスを初出展。
  •  「従来、超硬だったが、今回のはハイス。珍しいものではないが、問い合わせが多いアイテム。少しずつ、拡充していく考えだ」。
  •  納期対応=付加価値との考えのもと、設備投資については、円筒研削盤の導入を計画している。
  •  「8月公募して、9月に申請、10月には採択され、来年1月に据え付けるという超スピード『ものづくり補助』に対応した。(メーカーには)早くから根回ししているので、何とか間に合うと思う」と言う。
  •  「導入する予定の円筒研は、ロボット付き。本格的なローダーの活用は、当社では初めてとなる。生産余力の確保ばかりか、人への依存度を減らしていくことで、実加工時間を伸ばしていくつもり」と、人員の再配置を含めた手立てとして活用していくことになる。