日進工具プライベートショーにはマニアックなユーザー多数来場

日進工具株式会社

日進工具株式会社

多くの加工サンプルを展示。来場者に刺激を与えた

  •  日進工具は、1月29、30日の両日、パシフィコ横浜で「精密・微細加工技術展」を開催した。前回の「NS TООL プライベートショー」から12年。この間、精密・微細加工の世界は想像を超えて広がり、φ6以下の工具に特化し、顧客をサポートしてきた日進工具自体の発展に直接、繋がっている。
  •  「(たとえば)5Gに実用化に当たって重要なのは、微細加工技術。広く世界中に広がることを確信している」との、開会での後藤弘治社長の挨拶に思いを同じくした協賛メーカー幹部は多かった。
  •  精密・微細に特化した展示会は珍しい(後藤勇二実行委員長)こともあって「さすが、日進さんが動員されただけあって、マニアックなお客様が多い」(機械メーカー担当者)との声も、よく聞かれたが、パブリックの展示会来場者とは一味違うことが窺い知れる。
  •  我々メディア関係者は後藤実行委員長に会場を案内され、新人教育や普段から悩んでいる技術相談の場ともなったワークショップや、24社に及んだ、ユーザー自身がサンプル製作し「客先目線」からの精密・微細の具体化も目の当たりにすることができた。
  •  もちろん、協賛・出展した機械メーカー8社のデモや出展品は、日進工具の製品が駆使され、鏡面加工や高面品位加工が展開されており、先進のソフトウエアとともに、一歩先を行く日本のものづくりが開示されていた。

 

開会式で挨拶する後藤弘治社長

開会式で挨拶する後藤弘治社長