セラティジットジャパンが半期で5億円突破、通期で売上10億円が射程に。

有限会社CARATIZIT Japan

有限会社CARATIZIT Japan

セラティジットのオーストリア工場全景

 

  •  半期で早くも売り上げ5億円を突破し、通期では10億円の大台達成という過去最高を記録することが、まず、間違いない段階に入ったセラティジットジャパン。
  •  「3月で今期に入ったが、当初は年間売り上げ目標9億数千万円の目標でスタートした。ところが、この間、主要顧客からの受注が半端ではなく、たとえば、8月単月は稼働日数17日という状況にもかかわらず、1億円超えを果たした。前年の上半期と比べると売り上げが30%アップしたことになる」と馬場雅弘社長は語る。

 

  •  ジャパンは、来年3月には創業から丸20年という節目を迎えるが、成人式に相応しい「記念碑」が打ち立てられると言ってもいいだろうか。
  •  「個人的には、今がどうの、こうのではなく、20年間に及ぶ、お付き合いをさせて頂く中で、顧客の層の厚みが増し、当社の製品が浸透でき得た結果だと捉えている。とりわけ、素材販売の分野はブレずに増収増益を継続してきた」。
  •  超硬素材供給の現状をワールドワイドで見ても、パウダーの手当さえ、ままならない、受注過多の状況を呈しており「当グーループ全体でも丸棒の押し出し素材は品薄状態。9月末までは工場がオーバーペースで推移する」(馬場社長)とのことだ。
  •  話が変わるが、懸案の、次代を見据えた若返りへの体制づくりがいよいよ、始動する。  「商品知識の獲得、顧客との信頼関係構築、本社とのやり取り・・・身に付けていくべき項目は決して少なくはないが、世代交代を円滑に図っていき、引き続きご愛顧賜ることができれば、これに勝るものはない」。

 

  •  最後にトピックス的な取り上げ方になるが、9月18日から始まるEMOショーツアーを企画した日本機械工具工業会が、その旅程の中で、セラティジットグループのオーストリア工場を視察、馬場社長自らアテンドすることになっている。
  •  「年間焼結量一五〇〇トンを誇る丸棒工場をご覧いただき、セラティジットへの理解が深まれば有り難い」。