次世代スタンダードチャックを標榜する「BR/BRTシリーズ」の訴求、グリッパでは把持部の測定が可能となるNPGT(S)シリーズに注力していく北川鉄工所。

株式会社北川鉄工所

株式会社北川鉄工所

BR/BRTシリーズ

グローバルハンドカンパニーの業績としては前年上期比100%以上の達成率だが「工作機械の大型化、高級化志向によって、周辺機器の需要にも変化が見られるようになってきた。バイスやチャックも例外ではなくなってきた」と言う。
 従来は、工作機械を構成する要素部品としてのバイスやチャックは、工作機械が売れれば、売れるほど、伸長してきた。
 「売れ筋商品と売っていきたい商品とのミスマッチが段々と広がってきたとも言えようか。この傾向を踏まえて、注力してきたのが、掴む技術を活用した自動化に向けたロボットハンド及び関連するアクセサリーの分野だ。少子化に伴う人手不足なども考慮に入れると、今後の伸び代は極めて高い」と今後の高まる需要を展望する。
 JIMTOFで提案内容を概観すると、主力のチャックをはじめ、円テーブル、バイス、グリッパと幅広い。
 「なかでも次世代スタンダードチャックに位置付けるBR/BRTシリーズと、BRシリーズを用いた自動ジョー交換システム(参考出展)BR-AJCの訴求に努めたい。自動化を視野に入れたグリッパ関連では、把持部の測定が可能となるスケール仕様のNPGT(S)シリーズのアピールに注力していきたい」。
 このほか、薄型のDLチャック「DLRシリーズ」や防塵・防水仕様の3爪シールドグリッパなど、近日発売となるアイテムも豊富に出展を予定している。

NPGT(S)実演の様子
NPGT(S)実演の様子