立花エレテックの第2四半期決算は「減収減益となったが、過去2番目に高い数字。好調期の中の減速期」と捉える渡邊社長

株式会社立花エレテック

 

  •  立花エレテックの第2・四半期決算(連結)によると、売上高は前年同期比7・1%減の838億3300万円、営業利益では同6・4%減で30億2100万円、経常利益が同11・7%減の31億5700万円、親会社に帰属する純利益では同7・6%減の22億4200万円となった。
  •  決算発表で説明に当たった渡邊社長は「減収減益という結果だが、過去2番目に高い数字であり、好調期の中の減速期、調整期と捉えている」と説明。FA部門が40億円弱下がったが「大型投資案件がなくなりつつあり、(金額では)20億円近い」ことが大きいようだ。
  •  だが「単体の利益を見ると、前期の95%は確保し、頑張っているかと思う。あまり落ち込んではいない」と利益面を総括。
  •  本紙と関連の深いFAシステム事業を見ると、売上高は前年同期比7・4%減の489億1300万円、営業利益は同21億4400万円となった。
  •  「通期では、注残もあり、下方修正を行うような時期ではない。今後の動向にも左右されるし、機器特約店とのタイアップセールもスタートしていく、その効果も期待できるだろう」と予測した。
  •  2020年3月期の連結業績予想は、売上高が前年同期比0・1%増の1830億円、営業利益は同1・9%増の67億2000万円、経常利益が同0・4%増の70億6000万円、親会社に帰属する純利益は同0・9%減の48億6000万円とした。