全自動ドリル研削機「EPSILON(イプシロン)」の浸透目指す 菱高精機

菱高精機株式会社

菱高精機株式会社

開発を手がける川原機販部開発リーダー

 

  •  「特化した展示会であり、研削に関連する来場者が多数来場する、この点に大きな価値がある」と山下部長は語る。
  •  出展者同士の、横のつながりも大切にしていきたい、との考えもある。
  •  菱高精機のメインの出展機は、全自動ドリル研削機「EPSILON(イプシロン)」と画像工具測定器「JUST‐SCOPE(ジャストスコープ)」の2機種だ。
  •  「2015年に第一号機を納入して以来、イプシロンは50台近い販売実績が積み上がってきた。5台ペースで在庫し、状況を見ながら製造に発注をかけるというサイクル。ただ、最近では複数台受注も頂くようになり、部材の確保に神経を使うようになってきている」そうだ。
  •  誰でも、簡単に、主要工具メーカーの刃形形状の研磨を可能とする。納期は基本的に即応対応できるようにしている。昨年から、そして今年も、市況環境の良さに後押しされ、販売面でフォローの風が吹いているばかりか、名古屋ショールームの活用が販売面をさらに後押ししている。
  •  「計画数字も強気で臨むつもり。2019年の販売目標は20台に設定した。全国的に活動を展開しており、エンドユーザーへのアプローチ強化も念頭に置いている」と言う。
  •  一方、2016年8月にリリースしたジャストスコープは「卓上型で使い勝手が良いとの評価を頂いている。カメラで工具を撮影し、旋回することにより、正面や側面からと、色々な角度から寸法が測定できる。実用的な精度で、簡便というのが、需要を刺激していると考える。活動においては、ピンポイントではなく、西部、中部、東部の各エリアで、トータルに販売に当たれるよう専任スタッフの養成を展開しているところ」だそうだ。
  •  「イプシロンの小型バージョンである、イプシロンQも参考出展していく。来年2月の販売を計画しているが、そのためにも、この展示会を活用しながら、ニーズを取り込んでいきたいと考えている」。
  •  消費税率アップ、また、選挙も控えるなか「政府による、何らかのテコ入れを期待したい」。

 

昨年のJIMTОFで公開されたイプシロンQ

昨年のJIMTОFで公開されたイプシロンQ

 

山下部長

山下部長