スーパーへールバイトに続き、単結晶ダイヤインサートを発売し、両製品で新規開拓、深耕目指す日新ダイヤモンド。
説明に当たった営業担当の野崎さん
- 日新ダイヤモンドは、今期に入り、矢継ぎ早に新製品2アイテムを連打し、このほど開催されたメカトロテック・オーエスジーブースで披露。概要説明には営業担当の野崎さんが当たった。
- ひとつは本紙7月号でも紹介した「スーパーへールバイト」。真空装置などのシール面加工で優位性を発揮する、牧野フライス製作所と共同開発した新製品だ。
- 「従来、真空装置等のシール面加工では、エンドミルなどの回転工具で切削加工した後、職人さんが手磨きを施しており、加工時間を要するばかりか、技術的な熟練度を要するネック工程だった」が「スーパーへールバイトを活用すれば、コーナー部でも高速のまま、減速せずに加工ができるうえ、面粗度も高いレベルをキープでき、シール面の磨き時間の大幅短縮が可能に。総加工時間が最大80%短縮できた事例もある」と言う。
- もうひとつは、日新ダイヤモンドが初めて標準化して、リリースすることになった「単結晶ダイヤインサート」。7月から販売のスタートを切ったが、「鏡面」が「切削」で完結、とアピールしている。
- 「超硬やPCDだと切削後にバフ研磨を施したり、ガス研磨を加えたりするが、この単結晶ダイヤインサートを活用すれば、これだけで事足りる。標準参考価格を明示しているが、従来との価格差に驚きをもって迎えられているのが現状だ」そうだ。
- 日新ダイヤモンドでは、新製品であるスーパーへールバイトと単結晶ダイヤインサートの販売を通じて「新たな産業、領域を切り拓いていく」ことになる。