セラティジットジャパンのJIMTOF
超硬素材では業界初のグリーンカーバイド「CT-GS20Y」をアピール
JIMTOFはセラティジットのコメート再認識の場に

株式会社CERATIZIT Japan

株式会社CERATIZIT Japan

大径ドリル KUB Centron

JIMTOF開幕が迫ってくるなか、セラティジットジャパンは、どのような準備を進めているのか。静岡本社を訪ね馬場社長とスタッフの内海(ウチウミ)さんにヒアリングしつつ、オンラインで名古屋の大久保、東京の御馬舎(ミマヤ)両氏とも結んで取材した。

 切削工具コメート製品、切削工具向けの超硬材料それぞれの提案がJIMTOF出展の骨格を成す。
 切削工具担当の内海さんによると「汎用的なインデキサブルタイプの深穴、大径に対応したドリル『KUBCentron(セントロン)』(4D、6D、8D)や操作性に優れたヘッド交換式リーマ『REAMAX(リーマックス)』(φ12ミリ~φ40ミリ)などを提案していく」ほか「ひとつのツールで内面加工、輪郭加工が可能なフェーシングヘッド『KOMdrive』、マシニングセンタ用U軸システムの活用をアピールしていく」計画だ。馬場社長からは「セラティジットとしてのコメートを再認識して頂く場にしていきたい」と補足してもらった。
 一方、超硬丸棒素材では、新製品で業界初のグリーンカーバイド「CT-GS20Y」が提案される。
 御馬舎さんは「CO2削減に配慮した新グレードで、従来の汎用グレードと比較して、PCF(プロダクト・カーボン・フットプリント)を6分の1まで削減。脱炭素への理解を得ながら、特に自動車関連、重工業産業向けに提案していければ」と訴える。
 オーストリアのロイテ工場では、選択可能なエネルギー源を活用しCT-GS20Yのコンセプトを実現。CO2削減に積極的に取り組んでいる。
 また、新素材は99%以上が高品質2次原料を活用しており、地政学的リスクを回避できるメリットもある。
 「当社の従来製品で、超微粒系最高性能プレミアムグレードのCT S20Dと同等のパフォーマンスを維持しながら、並外れた低カーボン・フットプリントを実現したと理解して頂ければと思う」。
  馬場社長は「目標をクリアしながら着地。世界的なコロナ特需も落ち着きを取り戻しつつあり、ご迷惑をおかけしていた納期も正常化しつつある」そうだが「下半期の需要は読めない。超硬材料は注残を抱えてはいるものの、勢いは減速してくるような気もする」。
 在庫も月商の1・5か月分から3カ月分へと充実させつつある。