Iotの進化とAIとの融合で、さらなる差別化模索する松本機械工業 「爪の自動脱着の次なる一手をどうするか」−桑本営業部長

松本機械工業株式会社

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ワンランク上のチャッキングを自動化で

  •  メカトロテックの松本機械工業ブースを訪問し、桑本営業部長に取材した。
  •  「変種変量時代」のニッチトップを目指す取り組みとして、爪の自動交換を行う「RОBО‐QJC」、自動段取り生産を展開する「AJC」、EDMテーブルは、メカトロテックでも最大のアピールポイントに置いていたが、直近では、人手不足への対応としても注目を集めてきている。
  •  桑本営業部長は「EMOショーでも、機械メーカーによる、変種変量への対応ほか、多面パレットを採用し、いろんな治具を乗せ24時間稼働の追求、ロボットの活用など、我々の目指す方向性に通じていた」と語る。
  •  その一方で、近い将来を予想して、Iotの進化とAIとの融合を活用させ、さらなる差別化の方向性を模索する。
  •  「たとえば、爪の自動脱着の次の一手をどうするか、という問題意識。センサーを内蔵させて加工しながら・・・Iotと繋げていく。システムインテグレーターを目指す立場からも、具体化させていきたい課題となる」。
  •  ローダーチャック「LC‐8」のような両面がチャックになっているロボットハンドを自社開発し、システムとしての機能性が求められる、きめ細かな「時代性」にも即応してきた。
  •  「次の一手」に期待しない訳にはいかないだろう。