Mテックで中国製・ロストワックス深耕試みる亰二。多様性増す中国事業

株式会社 京二

 

  •  機械要素技術展出展2回目となる亰二を訪問し、井口宗久社長に今回の狙いを聞いてみた。

 

  •  「中国の精密鋳造業界との深まりのなか、昨年、ロストワックスを初展示したが、図面や資料を持参して来場され、商談の確率が高かった。その後も、多数の引き合いを頂いた。更なる深耕と、新たにロストワックスと砂型鋳造の中間に位置付けられているセミロストワックスを出展、提案していきたいと考えている」。
  •  集客力、実務的な内容ともに井口社長は、この展示会に高評価を下している。
  •  「日系企業とも納入実績があり、中国ではトップレベルにある鋳物・素材メーカーによる高精度部品をご活用いただき、コストダウンをご経験頂ければと思う」。
  •  耐薬品性、耐圧力を必要とするバルブなどのステンレス部品、建機部品の小ロット中型鋳造部品ほか、複雑形状部品の一体化、溶接、加工レス化も併せて提案される。
  •  亰二の中国事業は切削工具以外にも広がっているが、工具は期の折り返しに当たる3月時点で対前期比10%以上の伸び。CBN、ダイヤ、さらに特殊工具でも実績を繋げてきたようだ。

 

  •  「波はあるものの、人手不足を背景に、ロボット事業は、食品、物流、印刷・・・と多様な分野から引き合いを数多くいただく。協働ロボットにもオファーが入り始めた」。
  •  ロストワックスはじめ、亰二の多様な取り扱いに今後も注目していきたい。