貼るだけで「超耐久」フィルム一枚の底力‐タカハラコーポレーション

株式会社タカハラコーポレーション

株式会社タカハラコーポレーション

タイメタレックスブースでアテンドする髙原社長(右)

 

  •  フィルム一枚の底力-タカハラコーポレーションの「ビバフィルム」は、貼るだけで、あらゆる表面を保護してくれる。タッチパネル、家具・建材、区画テープ、携帯電話、貼る歩行帯、ホワイトボード・・・と、まさに多用途に適用できるメリットは大きいだろう。

 

  •  髙原丈二社長は「フィルム基材に、独自に開発したミクロン単位の高機能層を付加して、汚れを防ぐことはもちろん、耐久性を飛躍的に向上させたり、ハンマーで叩いたりしても飛散しない、安全で衛生的な物性を備えている」と語る。
  •  平成21年には「新連携」という政府の認定を受け、その高機能皮膜に対する高い評価が寄せられた。
  •  「耐汚染性、耐摩耗性、耐薬品性、不燃性・・・といった特性を活かせる適用範囲は幅広く、特に工場向けでは、ビバスーパーラインテープという商品を毎年、多数、ご採用頂いている」。
  •  ビバスーパーラインテープは、汚れが付きにくく、剥がすのも容易で、しかも跡が残らない。
  •  「工場内の床面の区画ラインや案内ラインとして、ご使用いただいており、リピート率も高い。毎年、130%ずつ伸びている、当社のイチ押し商品に成長している」。
  •  簡便で経済的、労力もほとんど要しないことから「塗装からフィルムへ」という需要を喚起して、受注に結び付いているようだ。
  •  「国内はもとより、中国、韓国、タイ、マレーシア、フィリピン、台湾、インドネシア・・・と海外での拡販にも注力している。展示会の活用も積極的に行っており、効果も大きい」。
  •  直近では、11月22日から4日間、タイ・バンコクで開かれたタイメタレックスにも、商社と連携してブースを構え、アピールに努めた。
  •  「タイメタレックス出展は、今回で3回目。日系商社の新規アイテムとして、ビバフィルムを扱い、拡販していただいている」そうだ。
  •  国内ばかりか、中国(上海)での生産も開始する予定で、多用途に適用できる強みを活かしていく。
  •  創業42年目に入っているタカハラコーポレーションは、建物のメンテナンスからスタートし、その後、一般住宅のインテリア・エクステリアなどにも関わるようになり、メンテナンスのひとつとして、床のワックス塗布サービスを開始。この過程で床を限りなくメンテナンスフリーにしたいと模索し、試行錯誤しながら「塗る」から「貼る」へ発想を転換、高機能皮膜の開発に着手した。

 

  •  「15年余りの歳月を要したが、全国から開発に協力してくれる企業を探し出し、連携によってビバフィルムが完成、特許を取得したというのが経緯だ」と髙原社長は振り返った。