ボーシンエンドミルにアイテム追加。ビビりやすい被削材への対応強化へ。ヤマト

株式会社ヤマト

株式会社ヤマト

ボーシンエンドミルを手にする田中社長

 

  •  ヤマトから不等ピッチ・不等リードでロングセラーを継続しているボーシンエンドミルに「BPL4‐MG10/BPLL4‐MG10」が追加されることになり、このほど、リリースされた。
  •  田中社長は「ビビりやすい被削材への対応を可能とするアイテムで、荒加工から仕上加工までカバーするとともに、切削抵抗が低減できることから送りが上げられ、生産効率の向上にも寄与していく。標準品が横ばいで推移するなか、味のある新製品の浸透を図り、今後の伸び代を展望していきたい」との意欲を語る。
  •  ロウ付け工具を差別化追求の手立てとする同社の戦略商品と言ってもいいだろうか。従来品になかった径寸法、ロング刃長といった、きめ細かい対応も見逃せない。
  •  現場には「細くて、長いもの」を意識して、昨年11月には、剛性の高いDMG森精機の「SL‐250」を設備したのをはじめ、ロウ付け機、キーエンスの測定機、NCフライスなど、この間、積極的に設備導入を図っている。
  •  また、最近のニーズとして、太径化や刃長のロング化が発生していると言う。
  •  「径50ミリ、最大刃長150ミリまで(従来120ミリまで)のシームレス(チップの繋ぎ目なし)を可能にしている。また、モジュラー工具は、今後も注力していきたいと考えている」。
  •  拡販に当たっては、商社との同行PRが欠かせない、と田中社長は力説した。