ことしは価格改定を実施へ。ライノスが予定として春先の受注分から

株式会社ライノス

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メカトロテックで新製品中心にアピールを行った若林さん

  •  新年早々、ライノスの濵口課長を訪ねた。
  •  「世界的に原材料価格や輸送コストが大幅に上昇するなかで、昨年までは社内でのコスト削減で据え置きに努力したが、今年は価格の改定をせざるを得ない状況になった。実施は春先の受注分からをイメージしている」と濵口課長。価格改定の詳細については、営業が直接、代理店を回り始め、説明をスタートさせた。
  •  「コロナ前の業績復活を目標に価格改定と、新製品リリースで、今年は達成していきたい」と濵口課長は意気込む。
  •  欧米の仕入れメーカーの納期状況については、原材料や輸送の遅延が影響し、基本的に1~2か月遅れのようだが、かつて経験したような、大幅な遅れはない。
  •  「昨年のメカトロテックで新製品の『種まき』ができた。アポを取りつつ、着実に『刈り取り』へとコマを進めていきたい。また、来場者との意見交換を通じて、今後の新製品開発へのヒントも聞き出せたように思う」と濵口課長は語る。
  •  来場者は、中部はもとより、広島、大阪、静岡の各エリアからも動員できたようだ。
  •  メカトロテックでは新たにミシガンデバリングツールの小径サイズとしてMDCマイクロシリーズの追加(φ1・0ミリ~φ2・34ミリ)とWEBAカウンターシンク90度ハンドル付き5本組セットの提案を行ったほか、WIDINの新製品である自動盤用の超硬スクエアエンドミル「ACE4」も注目を集めた。
  •  濵口課長は「現在、オミクロン株の急拡大を見ており、今年も予断を許さないが、特徴ある輸入工具に対する需要は高い。着実なフォローで乗り切っていきたい」と力強い抱負を述べた。