流通のみならず、直需でもシェアアップ目指すグーリングジャパン

グーリングジャパン株式会社

グーリングジャパン株式会社

グーリングのババツ社長

 

  •  2018年と同水準をキープしていきたい‐と語るのは、グーリングジャパンのババツ社長だ。
  •  「流通関連はもちろんのこと、直需の顧客も増やしていき、これまでの落ち込みをリカバリーしていきたい。フェイス トゥ フェイスの営業を強化するため、中国地方にスタッフを採用して、新規顧客開拓に努めているところだが、今では、フェイスブック等も駆使して、ドイツ本社の最新情報をダイレクトに発信している」。
  •  メカトロテックではRTドリルの新製品となる「RT100XF」シリーズを提案し、工具の長寿命化を訴えるほか、超硬エンドミル「RF100 SPEED」(5枚刃、7枚刃)では、加工スピードの差別化、特に荒加工での優位性の提案や中規模生産ロット顧客向けに粉末ハイスエンドミルシャンクドリルなどをアピールしていく。
  •  残念ながら、今回のMECTでは展示されていないが、「ツールマネジメントシステムソフトであるGTMSを工作機械と連動させ、トルクや温度などのセンサーと繋いで、工具の摩耗状況などが分析できるモジュールもEMOで発表した。これによりさらに、機械稼働率の見える化が推進される」。
  •  開催地の名古屋に、グーリングジャパンは製造拠点を抱えている。
  •  「日本国内でテスト加工が行えることが何よりも大切。設備投資では、テスト加工機の導入を現在、検討しており、工作機械メーカーとのコラボレーションにも力を入れていきたい。今後、自動車ばかりか、航空機分野も視野に入れていきたい」。