「サンドビックソリューションウェビナー」スタート 価値観が変化、営業スタイルを変えていく試み(高宮バイスプレジデント)

サンドビック株式会社

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サンドビック・コロマントの高宮バイスプレジデント

  •  6月、航空機分野の「耐熱合金チタン合金加工」に次いで自動車産業関連「次世代アルミ合金フライス加工」に向けのオンラインセミナーで好評を博したサンドビック・コロマントは、7月21日からアプリケーション、製品、サービスなど多岐にわたるソリューションウェビナーをスタートさせる。デジタルツールでは他社に一歩先んじた内容を展開してきただけに、ポストコロナをも意識した今後の対応に関心が高まる。高宮バイスプレジデントを訪問した。

 

 

  •  4月初めに緊急事態宣言が出されたことにより、サンドビックコロマントでは、社員へのオンラインによる「デジタルツール」のトレーニングに着手したと言う。
  •  「全社、支店単位で毎日のように行ったほか、Web上でマイカタログとも言える電子カタログ製作にも取り組んだ。顧客への対応では、チームズを活用して、ユーザーでは会議の場を設定してニーズの把握に努める一方、販売店さんに対しては(製品知識、使用方法などに対する)トレーニングも仕掛けた」。
  •  とにかくオンラインによるやり取りに慣れることに努めた。
  •  「営業スタイルを変えていく試みでもある。価値観も変わってきており、次代を意識したコミュニケーションの取り方を確立していきたい。現時点では、インフラに絡むセキュリティーの問題をどうするか。現場を見なければ解決できない場合はどうするか。技術的な課題とセットで乗り越えていきたいと考えている」。
  •  6月のオンラインセミナーに触れると「第一弾の航空機向けでは、1回1時間で3日間、ターニング、ソリッド、ミーリングの観点から展開し、参加延べ人数で450人。第2回目は自動車分野のアルミ合金加工をテーマに2日間、同じ内容で150人が参加した」そうだ。
  •  全国から多様なユーザーが参加し、ポテンシャルユーザーを感じさせる新規顧客も多かったそうだ。質問はチャットでできる。製品では自動車・アルミ加工向けのバリレスを特長とする「M5シリーズのカッタ」の反応が良かった。
  •  サンドビック・コロマントのデジタルサービスには①様々な加工の最適な加工設定を計算(加工計算アプリ)②様々なデジタルツールにクイックアクセス(Ifindアプリ)③被削材や加工条件などを入力して推奨工具を検索(CoroPlusツールガイド)④使用中のチップに相当するサンドビックのチップを検索‐などがある。
  •  ウェビナーの第1回目は7月21日で、テーマは、ずばり「サンドビックのデジタル加工ソリューション」。是非、ご活用を!