DMG森精機製DMU50によるデモ加工、協働ロボットによるワーク交換。工具メーカーとのコラボ必見。

シュンク・ジャパン株式会社

シュンク・ジャパン株式会社

谷本昌信社長

谷本昌信社長によると「今後更なる成長が期待出来る航空機分野で着実にビジネスが形成されつつある。

 

特に、VERO-SやKSCに代表されるステーショナリ・ワークホールディング製品の導入が目立ってきた」そうだ。

拡販に当たっては、①流通ネットワークの再構築②工作機械メーカーとのシナジー強化③直需の開拓の3本柱に分けられる。

「流通ネットワークの再構築については国内有数の販売網を有する専門商社の山善を軸とした全国展開。一昨年から油圧ホルダー製品の拡販活動を名古屋エリア先行でスタートした。以降、東京、広島、大阪・・・と全国へ。工作機械メーカーとのシナジー強化については大手機械メーカー主催のプライベートショーへの積極的な参加や製品説明会を通じて製品の認知度を上げる取り組みを行う一方、機械搭載の実現に向けアプローチを実施してきた。徐々にではあるが成果が出てきている。直需の開拓については「地域的に西への開拓が課題。」と説明する。

 

JIMTOFでは、自社製品を使用し、デモンストレーションに力を注ぐ。

DMG森精機製「DMU50」によるデモ加工を会期中毎日午前11時~、午後14時30分~の2回、ファナック製協働ロボット「CR‐35iA」によるワーク交換プレゼンテーションを同午前11時30分~午後15時の2回という「濃密」な設定となる。

デモ加工で使用される刃物はオーエスジー製、ツールホルダ―として、油圧ホルダー「TENDO E Compact」(BT40‐20)、同(BT40‐12)油圧エクステンション「TENDO SVLΦ20」など。ワーク材はSUS303で、ホルダー1本でハブ面加工、穴あけ、ねじ切り、座ぐり穴あけ、ハブ面仕上げが行える点に注目だ。

一方、協働ロボットによるワーク交換では、クイック・チェンジ・パレットシステム「VERO‐S」、5軸加工用の高さの低いセンタリングバイス「KSC」、旋盤チャックの「Rota‐Splus2・0」など、同社「最前線」のアイテムを総動員。「ワーク交換をロボットが担っていくことで、将来に向けた一層の作業効率化提案させて頂く(広報担当)」ことになる。

「初披露となる新製品が多いことも、特徴であり、省人化、作業効率化に寄与していく製品群をデモンストレーションや直接、目で見て、手に取って、ご確認いただければと思う」。

展示される目玉製品は以下の通り。

 

 

▽油圧ツールホルダ―スリムタイプ:「TENDO SLIM 4ax」

▽同2面拘束:「TENDO E compact DC」(2面拘束タイプ)

▽クイック・チェンジ・パレットシステム:「VERO‐S」「VERO‐S mini」「VERO‐S micro」

▽センタリングバイス:「KONTEC KSC」▽単動バイス「KSC‐F」

 

 

シュンクジャパンの移転・披露について、谷本社長から「来年2月にご案内できればと考えている。商社、機械メーカーの関係者を中心に、ショールームやセミナールームの活用の利点についても訴えていきたい」と語る。