JIMTOFでは新製品3点含め提案。「エンドユーザーの付加価値高い製品づくりに共感」(西博昭ブラザー・スイスルーブ・ジャパン社長)

ブラザー・スイスルーブ・ジャパン株式会社

ブラザー・スイスルーブ・ジャパン株式会社

西社長

 

  •  代替わりした若い経営者は、工場の「変革」に着手し始めたのではなかろうか。きれいな工場が増えてきたように思う‐と語るのはブラザースイスルーブの西博昭社長だ。
  •  2016年2月に社長に就任、クーラントという「フィルター」を通して現場を歩くようになって2年と少し、経過した。
  •  「現下の工作機械の受注の高さは、日本の経営スタイルの変化の反映のように思う。エンドユーザーが付加価値の高い仕事の受注に傾斜していこうとする、設備面での表われとの見方だ」。
  •  ブラザー・スイスルーブ・ジャパンの社内会議でも変化が表れ始めようで「営業マンは、値段だけではない『世界』を見据えるようになり、顧客のソリューションの探求に繋がるような事例を意識しながら、成功事例が積み重ねってきた」と言う。
  •  西社長の外資系の切削工具メーカー時代での経験でもあろうが「欧州のように日本の工場をきれいにしていきたい。仕事内容も、より付加価値の高いものにシフトしていけるようなサポートを目標にしている」。

 

  •  JIMTОFでは、3つの製品群に注力してアピールしていく方針だ。
  •  まず、前回のJIMTОFに登場し、昨年から本格販売に入った「ブラソミル GT」の系譜に連なるGTシリーズの新製品が挙がった。
  •  2つめは「シナジー735」。人と機械への「優しさ」が追求された新製品で「見た目は全く透明」そのものだそうで、日本でもすでにサンプル出荷され、評価され始めていると言う。
  •  3つめは、エマルジョンタイプのバスコシリーズの新製品「バスコ6000」を披露していく。

 

  •  JIMTОF開催前日の10月31日には、日本では2回目となる「プロダクティビティー トロフィー」が実施される。6部門6社からの「成功体験」が報告される予定で、取材者としても興味を引く。期待したい。