特殊工具の相談のみならず、2021年新製品リリースも展開するマパールジャパン。自動車の電動化への対応も

マパール株式会社

マパール株式会社

松田社長

  •  コロナ禍にあって、マパールは何をテーマとしてきたか。メカトロテックのアピールポイントを含め、松田社長に聞いてみた。

 

 

  •  マパールの「主戦場」と言えば、自動車業界。コロナ禍における政府の対応もあって、サプライチェーンが寸断され、部品が滞り、加工総量が一時的に停滞したことは記憶に新しい。
  •  「昨年は売り上げベースで2割減を余儀なくされ、今年に入って徐々に回復をみているものの、顧客訪問は現時点でも例外的。ほとんどがティームズなどのデジタル対応が顧客との接点であり、当社のような特殊工具で差別化する、直接の機会がなかなか見いだせないでいる」。
  •  その意味で10月開催のメカトロテックは「リアル対応可能」な貴重な場としての期待が高まっている。
  •  「待ち望んだリアル展示会。主なアピールは2点。ひとつは、電動化シフトへのトライアル。もうひとつは、一品ものの対応能力が高い特殊工具への誘いだ」。
  •  電動化の動きは欧州が先行しているだけに、マパール本社への顧客からの相談事も多い。  「たとえば、高度統合型、ポット型といった様々なeモーターハウジングが採用されるなかで、革新的なツールソリューションの提案を図っていく」。
  •  特殊工具については、シリンダボアなど、マパールの一品ものへの対応能力は群を抜いている。
  •  「特殊工具の相談は、もちろん、鋳鉄や鋼鉄加工のための新製品、さらにリーマ加工、ファインボーリング加工といった2021年からリリースしている工具のラインナップも、是非、手に取って、ご確認頂きたいと思っている」。