ユキワ精工の第一線営業マン登場。「スーパーG1チャックは、サンプル(新品)出荷して、結果を出していただき購入に」

ユキワ精工株式会社

ユキワ精工株式会社

阿部さん(左下)、羽賀さん(右下)、椿さん(右上)、和田さん(左上)

 

  •  ユキワ精工のスーパーG1チャック導入による、工具費低減、ビビリ音の抑制・解消、ワークの面粗度向上、サイクルタイム削減・・・昨年、2017年だけを捉えても、筆者は、6現場を訪問し、それぞれのメリットを直接、現場の担当者からヒアリングすることができた。量産、特殊、試作・・・といった面ばかりか、現場の内容は多岐にわたるが、他社製からスーパーG1チャックに切り替えることによって、手にしたメリットは大きい。今号では、スーパーG1チャックを顧客に提案しているユキワ精工の第一線営業マンを紹介し、どのようなアプローチを心掛けているか、4人の素顔とともに紹介していくことにした。

 

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  •  椿良太氏(東京営業所)・・・東北6県と千葉、茨城を担当する。入社8年目で、東京営業所には6年在籍。
  •  「エリアによるニーズの違いも見受けられる。たとえば、関東は総じて精度への要求が高く、秋田や山形は、ミーリングチャックの使用頻度が高く『ビビリ解消』を課題とする現場が多い」。
  •  スーパーG1チャックの拡販に当たっては「剛性が高いので、ビビリが抑えられ、高い振れ精度によって、工具が安定し、刃持ちが良くなります、と説明させて頂いている」。
  •  流通販売が基本にあるため「ベースとなる商社を『発掘』して、工作機械の切り替え時期を把握していくことが重要になる」と語る。
  •  サンプル出荷の了解を得て、試して頂いた結果「6割から7割が購入に繋がる」。商社との同行PRは1カ月のうち4日、5日の頻度になる。

 

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  •  阿部真一郎氏(大阪営業所)・・・技術的な魅力に惹かれ、ユキワ精工に入社して11年になる。
  •  「大阪管轄では、キーレスチャックの売り上げは、他の営業所よりも多いが、ツーリングはこれから本格的に取り組んでいくことになる。大阪エリアの顧客は、こだわりが強く、それだけに技術的説明はおろそかにできない」と言う。
  •  阿部さんのセールストークは「剛性の高さ」。特に現場の方には「刃持ちの良さ、面のきれいな仕上がり、サイクルタイム短縮」をアピールしている。
  •  「こちらから一番、よくする質問は『加工で困っていることはありませんか?』。反応を伺いながら、スーパーG1チャックの新品をサンプルで提供、納得する結果が出れば、そのまま購入頂くことになる」。

 

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  •  羽賀裕之氏(名古屋営業所)・・・入社8年目。石川、福井、愛知の3県を中心に営業展開する。
  •  「ツーリングの振れ精度については、コレット技術が活かされており、私の場合、訪問ユーザー先では刃持ちの良さを強調している」。
  •  穴あけ、横挽き・・・と様々な領域でミーリング加工が行われているので「とにかく使って頂くことを第一に考えているので、サンプル出荷の了解を取り付けていくことに腐心している」。

 

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  •  和田慎太郎氏(名古屋営業所)・・・「もう、一押し」という場合、和田さんは商社の方に同行PRをお願いすると言う。
  •  「たとえば、同行で10件訪問した場合、3、4件はサンプル提案を行う。そのうち6割~7割が実を結ぶ」そうだ。
  •  スーパーG1チャックのセールスポイントについては「①加工総数の増加、②刃持ちの良さ、③商売が広がる」‐を訴えている。