大阪工機からオリジナルブランド「ニューセンチュリー」登場。4枚刃防振エンドミルで「ビビリが少なく、高効率、コスパの高さを実感頂く」

大阪工機株式会社

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ニューセンチュリーを手にする吉田部長代理

 

  •  エンドミルを強化していこう‐との号令のもと、大阪工機は、オリジナルブランド「ニューセンチュリー」をリリースする。
  •  吉田豊部長代理は「メカトロテックの目玉に据えた。設計からの取り組みは、当社初であり、4枚刃の超硬防振エンドミルとなる。シリーズ化を考えており、今回が第一弾」と言う。
  •  刃長は、ショート、レギュラー、セミロング、ロング、超ロングと実に多様で、径は1ミリ~25ミリ。バリエーションが多彩なのが目を引く。
  •  「ビビリが少なく、高効率を謳うが、何と言ってもコストパフォーマンスの高さを実感頂ければ、と考えている」。
  •  社内で性能は実証済みだ。
  •  メカトロテックでは、このニューセンチュリーを含め、切削工具コーナーと機器コーナーに2分類し、展示していく。
  •  「切削工具コーナーでは、他にアメリカ・SGSの防振エンドミル、イスラエル・バーカスのねじ切り工具を出展していく」。
  •  ソリッドエンドミルメーカーのSGSは、昨年、京セラに買収されたが、日本での販売は、引き続き大阪工機が行っている。好評の「Z‐CARB AP」シリーズは、ステンレスやチタンをメインとした被削材の加工で、実績を積み上げているそうだ。
  •  バーカスは、各超硬メーカーにOEM供給するほどの技術力を備え、小ロット、別作にも迅速に対応できる強みがある。世界中の代表的なねじ規格に対応するインサートを標準で在庫している。
  •  一方、機器コーナーでは、EWS(独)の回転工具用ホルダーのアピールに重心を置いている。
  •  「CNC旋盤内でのフライス加工はホルダーが重要。とりわけ自動化ではキーになってくる。昨年のJIMTOFに初出展し、中部エリアの需要を喚起するため、メカトロテックでも、引き続きアピールしていく」。
  •  東大阪のテクニカルセンターで、今年の2月、大阪工機は3台目となるヤマザキマザックの機械を導入したが、このEWSの販売促進が直接の目的だった。社内検証の強みが、引き合い、受注、売り上げに繋がっている、典型例となっている。
  •  「長時間に及ぶ安定した加工を約束する。自動化、無人化に対するニーズを受けて、いっそうの需要喚起に努めていきたい」。
  •  リヒテンシュタインのツールプリセッタ―メーカー、アルファ・シス、スイスのコレットメーカー、レゴ・フィックスの各製品も要チェックだろう。

 

  •  「今後、名古屋を中心とする中部エリアをサポートすればするほど、売り上げ数字は伸びてくるとの判断が働いている。名古屋のロジスティックセンター開設は、その一環であり、来年の3月辺りを計画している」。

 

東大阪のロジスティックセンターに在庫されたニューセンチュリー

東大阪のロジスティックセンターに在庫されたニューセンチュリー

 

ビビリが少なく、高効率、そして、コスパの高さが強調された.

ビビリが少なく、高効率、そして、コスパの高さが強調された