メカトロテック発表の新製品のキーワードは「高能率」。活発な意見交換を期待する日進工具。 次なる方向性を確認する場に

日進工具株式会社

日進工具株式会社

3枚刃ボールエンドミル「MSBSH330-5X」

  •  メカトロテック開催のメリットは、言うまでもなく、リアルに見て頂ける機会を通じて、どういう反応が見られるか、即、伺い知れることである。その意味で会話のレベルが大事になってくるわけで、精査して、次なるステップへと歩みを進めていくことが肝要になる。
  •  新製品はもちろん、できるだけ多くの製品を「金型」「部品加工」双方のお客様に見て頂き、反応をお聞きする場にしていきたい。
  •  中部のお客様は、自動車メーカーの減産の煽りを受けており、総じて明るい材料は少ないかも知れない。とは言え、金型のユーザーがメインとなる当社にとっては、5軸加工機の浸透によって、寸法精度に配慮する機会が増えてきている。インターモールドで披露させて頂いた5軸加工機の特長を活かす3枚刃・高剛性のボールエンドミル「MSBSH330-5X」の出足の好調さにも表れていると思う。
  •  高硬度用の新製品として昨年の2月にリリースされた「MRBSH230SF」も最新コーティングが施され、70HRCまでフォロー。着実に市場浸透を果たしている、注目されるアイテム。2枚刃のロングネックボールエンドミルで、ボール半径R精度を±0・003ミリまで高めている、まさにプレミアムさに「高得点」が付いていると言えようか。
  •  今後、自動車部品の調達を巡り、不安要素が解消されるのか、どうか。一部では海外生産から国内生産への移行も見られるようになってきている。
  •  当社の上半期では、4月~6月は順調で、7月以降はやはり下降気味と言えようか。金型分野は2020年秋以降、比較的順調に推移している。
  •  一線で活躍する営業マンから見れば、月次で積み上がっていく数字との間に「乖離」を感じている。客先は(日進の)刃物を使ってくれてはいるものの、今後の情報が「セットで入ってこない」からだと言う。この点でもリアル展示会開催の意義は大きい。  自動車業界の大変革と言われるEV化の流れは、日進にとっては、大きなスマートフォン化と捉えている。更なる需要に期待したい。
  •  メカトロテックで発表する新製品のキーワードは「高能率」。是非、当社のブースまで足を運んでいただきたい。活発な意見交換を行って行ければと思う。

4月のインターモールドブース

4月のインターモールドブース