東海合金/トーカロイは堅調継続。特に東海合金では、過去最高の売り上げ見込める段階に到達。

東海合金工業株式会社/株式会社トーカロイ

東海合金工業株式会社/株式会社トーカロイ

展示会にも積極的に出展。写真(中央)は、来場者の質問に答える佐藤所長

 

  •  東海合金工業及び販社であるトーカロイの営業を統括する佐藤仁所長を訪問した。
  •  「2018年も景気の良さが継続し、東海合金工業は、4月~12月という括りで、売り上げは前年同月比、すべてにおいて上回っており、特に9月は月次で過去最高の2億円レベルを達成。残る1クォーターを残すのみとなったが、過去最高となる20億円突破も射程に入ってきた」と快進撃の現況を語る。  当初は夏から秋辺りで「ペースダウン」を予測したそうだが、細やかなニーズへの対応と変わらぬ景況の良さに促され、好調が持続した。
  •  3本柱である、ノズル、金型部品、超硬素材の全部門で堅調さを持続。リピーターからの量的拡大のみならず、新規顧客獲得が寄与している。しかも、内外需ともに上がってきており、納期遅れが懸念される状況も生まれつつあるそうだ。
  •  「6月決算のトーカロイも、受注、売り上げ、利益ともに前期を上回った。7割が東海合金関連、残りは協力メーカーで占める」。
  •  では、2019年の展望はどうか。
  •  「品質の強化やスピード感を促す設備投資や改善、協力メーカー目線でのウィン・ウィンの関係構築の深化、さらに多能工化を押し進めていく中で昨年以上の業績が残せるよう努めていきたい。もちろん、米中貿易摩擦の影響が今後、どのように広がっていくか。とりわけ中国市場の行方が気になるところではあるが『楽しく仕事をする』をモットーに最後の1クォーターを締めくくっていきたい」。