ストッカーやロボットを組み合わせたパッケージ商品の推進も展開する松本機械工業

松本機械工業株式会社

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人手不足対応のみならず、密を避ける省力化にも寄与する提案も要チェックだ(写真は昨年開催のメックス金沢出展ンの様子)

  •  松本機械工業の桑本営業部長に、近況を紙面化すべくメールで質問状を送付、回答を得てまとめてみた。

 

 

  •  7月に底を打ったとの声も聴かれるようになってきた。
  •  「従来から、周辺機器メーカーは3カ月前後、遅れて景気の流れが移ろいで来る。中国で自動車関連が上向きと聞いている以外、明るい情報はなく、底打ちとは思えない」と、桑本部長の表情は硬い。コロナの影響は甚大である。 その一方で、「密を避ける」うえでも有効な、顧客の自動化、無人化への取り組み姿勢はどうか。
  •  「ソーシャルディスタンスを保った生産現場の改善に期待している。ただ、現時点で投資に対する意識は高くないため、Webなどを活用した広告宣伝に注力し、資料見直しを含めPRを継続していきたい。また、オンライン相談をホームページに立ち上げ、これまで通り、お客様の問題解決にスピーディーに対応していきたい」と言う。
  •  今後の開発の方向性についても、コロナを意識することによって変化が伴ってくるだろうか。
  •  「開発の方向性は一貫しており、今や、当社の原点ともなっている、自動化・無人化製品の新たな具体化となる。お客様に安全、安心を感じて頂き、mmkに指名してもらえるようにQCD向上に努めていきたい」と述べながら「自動化製品の受注では、お客様にとっても早く立ち上げることができれば、生産効率も早い段階で効果が期待できるため納期短縮で貢献していければと思っており、さらに単品の販売に留まらず、以前から取り組んでいるシステムインテグレーションとして、ストッカーやロボットを組み合わせたパッケージ商品を開発・販売できるようにしていきたい」といった、差別化提案にも言及した。