抜け代ゼロ目指す、ゼロバリXの浸透目指すギケン。商社と二人三脚通じてテスト加工評価得る機会に。

株式会社ギケン

株式会社ギケン

石川社長

 

  •  ギケンの石川社長を訪問し、バリの発生で困っている方への「朗報」を取材した。
  •  「バリがなぜ、発生するか。その原理を理解いただくと、薄く、ゆっくりと削っていくメリットを享受頂けるのではないかと思う。穴あけ加工では、ワークに負荷をかけずに削っていくことが最も大切になる」と石川社長は力説する。
  •  大手企業からの費用対効果に関する資料を提示しながら「特殊仕様のハイブリッドドリルによってバリ取り工程・検査が省けた。さらに長寿命である為、コスト削減に繋がった」との説明を受けた。
  •  新規代理店も増え、注残が増す中「8月まではフル稼働状態」が継続する見込みだと言う。
  •  「アルミ加工で抜け代がなく、切粉絡みを解消するタイプや耐熱合金対応の試作など、今後の需要をにらんだ取り組みも同時に進めているほか、オイルホール付きのバリエーション充実にも努めている」そうだ。が、特に抜け代なしを目指す新バージョンは、テーパをなくし「ゼロバリX」と命名。「商品化に弾みをつけていきたい。現在のゼロバリでは穴精度H6が一発で出る、位置決め間隔0・02での連続穴開けもできるというメリットもある。ユーザーの間で、時間的に少し余裕が出てきたこともあって『テスト』を実施して頂き、当社としても新たな受注の可能性を見出して行きたいと思っている。そのための同行PRを積極的に進めていきたい」。