ベトナムの現地商社と8月に代理店契約したコイズミツール PCD工具の特殊対応でベトナム市場深耕へ

株式会社コイズミツール

株式会社コイズミツール

小泉社長

  •  コイズミツールがベトナムの現地商社と代理店契約を締結、PCD工具の特殊対応でハノイを皮切りに販路を広げていくことになった。
  •  小泉社長は「直接、訪問できていないものの、リモートで関係を構築してきた。日系ユーザーにも顧客を抱えており、日本製の特殊工具を浸透させていこうとする、意欲は満々。8月に契約を交わした」と言う。
  •  すでにハノイのユーザー先でテスト加工に入っているそうで「困りごとをひとつ、ひとつ、解決しながら、実績を上げていきたい」との抱負を語る。
  •  コイズミツールの2021年度の決算(11月)では、コロナ禍前の2019年度に比べて「売り上げは15%の減少を見たが、利益は確保でき、体質強化が図れた点は、自己採点だが、評価できると思っている」。

 

  •  では、海外拠点はどうか。
  •  「メキシコはコロナ収束により、遅れていた計画が、ようやく動き始めるとの観測が出始めた。平衡状態が継続していた需要に変化が訪れるものと期待している」「中国は、売り上げの大幅な減少を見ているが、標準のエンドミル販売をスタートさせるなど、挽回に向けた手を色々と打っている」。
  •  横浜のコイズミツール本社工場は「研究開発型」に移行している。
  •  「これまで不可能だったことが、可能になるってことが大切だ。たとえば、ブレーカーを試せる設備があれば、顧客ごとにカスタマイズしていくことができる。来年8月にはレーザーを活用した新たな設備を導入し、トライアルしていきたいと思っている」。