倍速切削の新たな次元公開。DoForce-Try、MiniForce-Turnなど

株式会社タンガロイ

株式会社タンガロイ

DoForce-Tri

 

タンガロイは、「倍速切削/高速・高能率加工の実現」をJIMTOFでのコンセプトとして掲げ、加工能率の向上によって単位時間当たりの生産量を上げ、トータルの加工コスト低減を実現する最新鋭切削工具群を展示、紹介する。

 

なかでも、注目の工具として、「DoForce‐Tri(ドゥフォース・トライ)」、「MiniForce‐Turn(ミニフォース・ターン)」、「DrillForce‐Meister(ドリルフォース・マイスター)」を挙げる。

 

「DoForce‐Tri」は、三角形両面仕様インサートを採用した直角肩削りカッタ。経済性の高い6コーナインサートで、有効切れ刃長が長く、最大11ミリの大切込みにも対応する。汎用の高精度研削級MJ形インサートは、独自の凹型切れ刃と大きなすくい角によって切削抵抗が低減され、大切込みでもビビりのない安定した加工が可能。さらに、切りくずが排出性に優れた樽形となるため、高い加工面品位を実現している。

 

「MiniForce‐Turn」は、両面仕様インサートでありながら、ポジインサート並みの切れ味を実現した革新的な旋削加工用工具。小型高精度インサートの特性を活かして、精密小型部品加工に最適である。

 

「DrillForce‐Meister」は、径40ミリまで対応する大径加工用ヘッド交換式ドリル。狭込み式のドリルヘッドは、ユニークな非対称クランプ形状により、高い工具剛性と優れた繰返し精度を同時に実現している。また、鋭い切れ味と完全2枚刃仕様により、大径加工でも高送りによる驚異的な高能率加工が可能である。

 

この他にも注目の技術として、「DoTriple‐Mill(ドゥトリプル・ミル)」、「EasyMulti‐Cut(イージーマルチ・カット)」、「DeepTri‐Drill(ディープドライ・ドリル)」を挙げる。

 

「DoTriple‐Mill」は、3種類のインサートが同一ポケットに装着できる汎用性ある平面加工用工具。ダブテール構造によって、1本のねじで強固にクランプされ、重切削においてもインサートの浮き上がりが無く高い信頼性を実現している。

 

「EasyMulti‐Cut」は、1種類インサートで突切り、外径、内径、端面溝入れ加工と横送り加工に対応する多機能工具。押え金をもたないクランプシステムのため、切りくずの流れがスムーズとなる。また、高圧クーラント対応により、切りくず処理、工具寿命を大幅に改善した。

 

「DeepTri‐Drill(ディープドライ・ドリル)」は、高能率深穴加工に対応する刃先交換式ガンドリル。3コーナ仕様のインサートは切りくずを分割するチップスプリッタを備え、切れ味の鋭いNDJ形チップブレーカとの組み合わせによって従来工具の2倍以上の高能率加工が可能となる。また、交換可能なねじ止め式ガイドパッドの効果で高精度深穴加工を実現している。

 

さて、今年3月からスタートしたタンガロイのキャラバンカー活動が好評を博している。2tトラックを改造し、1か月単位で各支店の顧客を訪問。トラックには、タンガロイ製品を展示。即売ではなく展示・商談を主な目的とする。

「こちらから出向くと、本当に見たい人に見てもらえる」と語る大成元治西部支店長。小さな展示会ではあるが、大きな展示会に来場できない人々を集客できる等、その実益は大きい。

 

drillforce-meister

DrillForce-Meister

 

miniforce-turn

MiniForce-Turn