生産管理経験者が営業訪問、顧客の現場に付加価値提供へ。菱高製イプシロンで効率アップ。(山形のマイスター)

株式会社マイスター

株式会社マイスター

イプシロンを操作する女性オペレ—ター

 

  •  マイスターは、工具の再研磨のみならず、特殊モノの新作工具、さらには位置決め冶具や検査用冶具、金型部品といった部品加工分野でも定評がある。

 

  •  昭和55年に工具の再研磨で創業し、その後、金型などの部品加工にも着手。マイスターと社名変更したのが昭和63年になる。
  •  高井糧(りょう)常務によると「ものづくりのプロ集団を意識、自覚していくため、名人という意味も備えるマイスターを社名に冠した。顧客は山形県内を含む東北の製造業が中心となっている。お付き合いさせて頂いている顧客は月間平均でおよそ200社」と言う。
  •  再研磨は月産4000本、特殊対応の新作工具は同1000本になる。特に新作で評判がいいのがアリ溝カッタだそうだ。
  •  「工具材種では、ハイス、超硬、PCDほか、顧客の要望に応じて幅広い材種に対応している。軸モノではドリルが中心で、挽き物関連のユーザーも多いことから、チップ、バイト関連の需要も高い。心を砕いているのは、相談を受ければ、何でも乗れるという懐の深さ。顧客の間では、市販工具自体の専門性や特殊性が高まり、併せて再研磨の外部委託率が高まっているため(競争もあるが)数字を伸ばしていくチャンス」という環境下にある。
  •  営業マンは全員、現場を熟知した生産管理の経験者であり、マイスターとの付き合いを通じて、その現場に付加価値が生まれるような、営業スタイルを実践している。
  •  NC工具研削盤という設備で見れば、牧野製CNJ2、アンカ製RX7、総形の切削加工で和井田製のプロファイル研削盤を導入している。
  •  「イプシロンは2年前に導入して、この6月末にさらに2台設備した。汎用の手仕事を機械に置き換えていくことが直接の導入目的で、ドリルに特化し、女性2人が操作している」そうだ。
  •  再現性、人を選ばない簡便な操作性能、特に対話式のプログラミングで「サイズ」や「形状」などを入力、段取りしてセットさえしておけば、他の仕事にも取りかかることができる、現場の効率アップに通じる。
  •  「汎用だと、ずっと人が付いていないといけない。安定した品質確保が期待でき、産休を考えると加工データが残せるメリットは大きい」。  全スタッフ65人のうち、3割までが女性で占める。イプシロン導入は、女性が働きやすい職場を目指している、その証左とも言えようか。
  •  「現在の場所に移転して10年になる来年1月には、隣接地に新工場(第2工場)が完成する。自動化できる、ものづくりを移す計画」との考えを明かしてくれた。
  •  新工場は6角形の構造で、現工場とともに、構造上の強靭さはもとより、意匠性についても考え抜かれたデザイン性が特徴。完成が楽しみになってきた。

 

高井常務

高井常務

 

今年の6月末に一挙2台導入されたイプシロン。手仕事を機械化、効率アップに直結する

今年の6月末に一挙2台導入されたイプシロン。手仕事を機械化、効率アップに直結する

 

上空から見たマイスター社屋の概観

上空から見たマイスター社屋の概観