注残が緩和し、納品体制の確立目指すライノス。貿易実務担う人材確保、育成も課題

株式会社ライノス

株式会社ライノス

東野社長

 

  •  東野社長を訪問し、当面する課題などライノスの現状を取材した。

 

 

  •  特徴ある切削工具を海外から輸入してお客様に販売する者にとっては、納期の大切さを痛感すると言う。
  •  「他の工具に置き換えられない、とのお客様からの苦言は、嬉しくもあるが、本当に申し訳なく思っている。現在は、抜本的ではないものの、注残が解消しつつあり、納品体制がようやく整い始めたところだ」。
  •  たとえば、ロングセラーで好評を得ているミラー社のメガドリルリーマも品薄感が緩和されてきた。中国市場の冷え込みで、欧米の仕入れメーカーにも生産余力が生まれてきたことが大きく関係している。
  •  「景気動向ではなく、商品がいつ、手に入るか。市況環境が好転したときでもお客様からのご注文や特殊品の引き合いに即応できる体制を採っていきたい。その意味では、当社の海外仕入れメーカーとの技術的な打ち合わせや納期交渉など、貿易実務を担う人材確保、育成が課題になってくる。5月で社長就任1年になるが、この間、海外仕入れ業務をメインに手がけてきた」そうだ。

 

  •  新型コロナウイルスによる影響は、春の展示即売会に向けての同行PRやキャンペーンの中止に表れた。
  •  「一日も早い収束を願う。12月開催予定のJIMTОFに向けて、難削材にも対応可能な、穴あけ工具の新製品を準備している。特色ある先端形状によって、高い位置決め精度を実現しており、工程集約を狙える。ご期待頂きたい」。
  •  従来から行っている社内でのテストカットを繰り返し行う体制を採り、製品評価を下していく。注残解消はもちろん、新製品リリースは、新たな市場開拓の有力ツールになるからだ。