標準品は7月受注分から値上げを実施する田野井製作所 シームレス、ゼロチップ、ダブルタフレットは堅調に推移

株式会社田野井製作所

株式会社田野井製作所

田野井社長

田野井製作所の田野井優美社長にアポを取り、面談しところ「当社は、標準品の7月受注分から値上げに踏み切る。代理店各社にはすでに通知させて頂いた」そうだ。
 原材料、物流、電気等々、諸物価の値上がりは、半端ではなくなってきた。工具の値上げも自然な流れだろう。
 ところで、前期3月期の決算はどうだったろうか。
 「受注ベースでは、コロナ禍前の2019年比90%レベルまで戻ってきた。コロナ禍は継続しているものの、訪問機会が増え、顧客の困りごとへの対応も徐々にではあるが、密に行えるようになってきた」。
 市場は着実に動いてきている。
 「めねじ締め付け不良をゼロにするシームレスタップ、加工後の切り屑残りゼロを実現するゼロチップタップ、そして加工の高速化と工具の耐久性を両立させたダブルタフレットという当社の好評3製品は堅調を継続。テスト案件が浮上して、良い結果が出て、受注が本格化し始めるというフォローの風が吹いている」。
 この3製品に対してサイズバリエーション拡充を求める声が高まってきている。
 「シームレス、ゼロチップ、ダブルタフレットと順次、標準化し、リリースしてきたことが、市場からの評価に結び付いてきた。今では売り上げベースで2割の社内シェアを占めるまでに成長。全体を上げつつ、今後、さらに伸ばしていきたい」。