9月決算の売り上げは56億円。中国工具は3パーセント伸長。京ニ9月決算の結果

株式会社 京二

株式会社 京二

井口社長

 

  •  9月決算を終え、京二の状況を把握するため、井口社長を訪問した。
  •  「売り上げは8%増の56億円で、利益は増員や社屋の補修等の費用増加により減益となった。工作機械関連は、注残もあり、売り上げに寄与したものの、今期は3年前の水準に落ち着くと思う。中国工具は3%伸長し、中国事業という括りでは6億5千万円を占めている」と言う。
  •  市場開拓と言う点で、中国工具は、日産のみならず、スズキやホンダにも横展開され、エンジンやピストン関連中心に底堅い。
  •  「トピックス的に愛知・知立に新規設立した名阪営業所の現状を取り上げると、自動車産業の中心地のボリュームの凄さは違う、と実感。まずは何とか安定供給体制は構築できたので、今後は同地での積極的な営業活動を展開したい」。
  •  ロボット事業では、かまぼこ工場といった食品関連の物流部門からの受注なども新たに入り、新たな案件確保に努めていきたい、との発言も。
  •  はなまるうどんの工場の自動化でシステム構築を担った経験も大きいようで、アピールの意場としても、来年の2月のロボデックス展出展が3回目を数えるまでに実績を刻んできている。
  •  「今期の目標のひとつとして、右肩上がりで伸びている中国関連およびロボット事業に注力し、勢いをつけていきたいと思う」。