自動車減産の中、新規開拓は全社課題に。農機、建機などの鋳物加工も視野。田野井製作所

株式会社 田野井製作所

株式会社 田野井製作所

田野井社長

  •  転造タップにありがちな割れを防止する、効果のあるシームレスタップの認知度を上げていく-メカトロテック出展のひとつの目的に掲げられていた。
  •  発売から20年以上のロングセラーであり、今回のブースからの発信では「改めてねじ締め付け不良やコンタミ(異物混入)問題を解決」とアピール。来場者からは「こんなタップあったんだ、これならタッピング加工後のめねじ内径の問題も解決できる」との反応も伺えたそうだ。
  •  「タップは最後まで残るハイス工具と言われる。熱処理など製作工程は多く、効率化の難しい分野だが、ハイスの特性を活かしながら、高度化した製品づくりをサポートしていく姿勢は今後も貫いていきたい」と吉川営業次長は熱く語る。

 

  •  時系列では4月~9月という上半期を終え、下半期に入った。
  •  田野井社長は「好調な兆しが見え始めていたが、自動車の減産で9月から影響を受け始めた。特に大手ユーザーからの受注減は大きい」との現況を語る一方「タップ生産の現状は、フル稼働だが、工具材料の手当てについて見通しが立てにくくなってきた一面も」との、製造面での計画に関わる不透明感にも言及した。  新規分野開拓が全社挙げての課題。
  •  「自動車の減産を織り込んで、今後の需要を想定した時、新規分野開拓は避けて通れない。農機、建機等の鋳物加工で、切粉残りゼロというゼロチップタップの特性を活かし、実績を積み上げていくことも想定している」とは、田野井営業次長の弁だ。
  •  本紙でも何度か取り上げてきているが、シームレスタップにゼロチップタップ、それに加工の高速化と工具の耐久性を両立させたダブルタフレット。
  •  「市場浸透力の点で、当社のIR活動を担ってくれていると言ってもいいかと思う。その意味では、既存、新規問わず、流通の方の力もお借りしながら、深耕させていきたい」と田野井社長は結んだ。