セラティジットジャパンから価格戦略新材質。顧客支援を本格化

株式会社CERATIZIT Japan

株式会社CERATIZIT Japan

馬場社長

  •  セラティジットジャパンの馬場社長を訪問した。
  •  「徐々にではあるが、勤務形態は自粛以前の体制に戻りつつある」。
  •  4月以降、自宅待機や時間短縮、休業を交え、コロナウイルス感染防止の対応を図ってきた。
  •  「この間、売上げは前年度比で大きく落ち込んだものの、潜在需要的性格が高い商品は継続的に受注している。
  •  第1・四半期は結果的に減収増益で通過した。海外と国内出張を控えるなか、リモートによる商談に変わり、営業経費が大幅に圧縮されたためだ」と言う。
  •  統計値が示す通り、自動車産業をはじめとする金属切削関連が激減している。エンドミルやドリルの落込みが著しい。
  •  今後、新たな日常を模索する中、セラティジットが提案するのは、エンドミルとドリル用超硬丸棒専用に開発した、価格戦略材質である。
  •  「欧州オーストリア工場製『TMG30』と、アモイのCBセラティジット製『K200』の2材質だ。何とかしなければ!と言う全ての皆さんに、是非お試し頂きたい」と熱を入れる。
  •   世界的に国境が封鎖され、人の行き来が制限されている。
  •  「とは言え、物流に関してはしっかり動いており、セラティジットの欧州拠点からも、航空便による毎週の定期便は順調に入荷している。一方、中国便は航空運賃の高騰により、全て海上輸送に切り替えたが、これも順調に入荷している」「肝心の欧州工場稼働状況は、従業員の感染者も全員回復し、現場に復帰。ただ経済状況は芳しくなく、一時帰休や時間短縮を交えながら操業中。6月に入り、例年の夏季休暇時期も重なり、社員は少し長めの休暇を取得する傾向がある」「中国工場では、一足先に事態の収束をむかえ、国内市場は順調に回復しているものの、世界の生産工場にとって、その販売先である欧米諸国や東南アジア諸国がまだ動いてないため、商品を出荷できる状態ではないのが現状」とのこと。
  •  「ウイズコロナを認識し、かつアフターコロナを意識しながら、顧客支援策を具体化して行きたい」と締めくくった。

 

セラ欧州製の戦略商品

セラ欧州製の戦略商品