オンラインとリアルの効用 「コロナを正しく恐れることが大切」(ゾラージャパン龍口社長)

ZOLLER Japan株式会社

ZOLLER Japan株式会社

龍口社長

  •  ZОLLER Japanを訪問し、龍口社長に面談して、オンラインとリアル双方の感触を中心にヒアリングを行った。

 

 

  •  JIMTОFオンラインの来場者数は、いまひとつだった、と龍口社長。  「独自のオンラインセミナーも毎週開催しているが、情報収集の場として活用している。質疑応答の時間をいかに確保するか。コンパクトな魅せ方を追求するコンテンツ作りはどうするか。課題はあるものの、デジタルツールを駆使することで、コロナを正しく恐れることが大切だと思う」。
  •  その一方で、リアルな展示会への参加や、催しも企画している。
  •  「11月には、当社のショールームで商社を交えてエンドユーザーと懇談の場を設定したのをはじめ、ディーラー主催の展示会2カ所参加した。実直な感想は、オンラインだけでは限界があると言うことだ」。
  •  トピックスだが、ドイツ本社工場の新社屋が完成し床面積で2倍、開発部門は設備のスペースを確保し、製造部門は拡張された。「新製品リリースのスピードアップに繋がる」メリットも今後、期待できるだろう。
  •  2020年は、コロナの影響で時間に余裕が生まれ「社内の役割分担を明確にすることができた」ことや「機械メーカーほか、他社とのコラボレーションが深化した」。
  •  ものづくりは、定期的な設備投資抜きには成り立たない。需要環境は着実に整いつつあると見ていいだろう。