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  • メカトロテックの状況
 
  • メカトロテックは前回同様、4日間で9万人以上の来場者を迎え、成功裡に閉幕した。愛知、岐阜、三重の3県を中心に、一日あたりJIMTОFにも匹敵する動員力には舌を巻く。高い需要がバックにあるとはいえ、主催者の努力には改めて敬服する。
  •  メカトロ関連では、2019年度最大の展示会だけに、出展各社は今後の「刈り取り」でどこまで実際に成果に繋げていけるか。キーポイントはここにあるだろう。
  •  さて、今年も、あっという間に、師走の声が聞こえてきた。工作機械は平均で前年比30%以上の受注ダウンを余儀なくされているが、底打ち感も出始めてきているのではないかと思う。もちろん、需要環境を見通すことは、大枠で米中貿易摩擦の問題の解決の見通しが立たなければ、難しいのかもしれない。そんな中でも、各社は依然、受注残への対応を継続中であり、さらに増強に向けた動きも出てきている。
  •  メカトロテックで聞かれた、来年以降の新たな需要の「合言葉」は、やはり「5G」に尽きるだろうか。高速通信というキーワードを手掛かりに、設備需要発生が十分に予想できるだけに、立ち上がる直前までには、準備を進めていきたい。
  •  台風による雨風、地震といった自然災害被害は、悲しいかな、今年も発生してしまった。しかも年々、酷さが目立ってきている。生産財を活用する現場も被害に遭い、そのフォローで東奔西走したメーカーも多いと聞く。
  •  自然現象を織り込んだ生産活動は想定不可に近いかも知れないが、設備に対する保険の見直し等の動きが活発化してきているほか、工場のリスク分散を再検討している企業も表れ始めている。
  •  「数年前からの地震や台風の被害で、依然、立ち直れていない住民、エリアが、まだまだ、あり、生活基盤が回復されなければ、生産活動への悪影響も継続したままになる」。
  •  回復が容易ではない。しかも、自然災害への事前、事後の対応の難しさは、個々人、個々の企業レベルを超えて、国家の判断、政策に委ねるべき状況にまで発展しており、来年度予算案にどのように盛り込まれるか、注視しない訳にはいかない。
  •  すべての活動は、個人の生活に立脚して成り立っている。何から手を付けていくべきか、再考したい。