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  • 4月に開催されたインターモールド東京での、ブルーム・ノボテストの説明に聴き入る来場者。
  • 工作機械の底入れ感を指摘する声が出始めていた矢先、トランプ大統領の、中国に対する関税引き上げ表明に対し、たちまち市場が反応、先行きの不透明さは拭えなくなった。
  •  だが、「悪くない」と2019年度を占う、生産財マーケットに身を置く幹部の声は少なくない。数年にわたって、バブル時代の更新時期に入っており、競争と言っても、直接、間接含めて、今やワールドワイドで展開され、需要の総体が減少している訳ではないからだ。
  •  5Gによる通信速度の桁違いのスピードアップによって、どのような需要が生み出されてくるのか。半導体関連は、早ければ夏以降から動き出す、との見方が強まってきており、事実、4月に北京で開催されたCIMT2019出展者や視察訪問者からの報告を聞いていても「さすが中国」との需要の底堅さを確認する人がかなりいた。
  •  自動車、IT関連、航空機、医療機械・機器、建機・農機・・・向き合う産業の需要は、微細精密、難削材、高硬度・・・といったキーワードをベースに概観すれば、依然高いと見ていいのではないだろうか。いわゆる、日本に残るものづくりへの貢献に特化する戦略をより、強固に実践すべき段階と位置づけられる。
  •  6月、7月と、工作機械メーカーや地元有力商社によるプライベートショー、メックス金沢、インターモールド名古屋といった、パブリックの展示会も少なからず、開催される。各社独自のキャンペーン展開も、計画されている。需要の高さとその特徴、規模などについて知り得るチャンスであり、後半に向かって活かさない手はない。工作機械や工具など、納期遅れが、まだまだ、解決された訳ではないのが現状であり、結果、需要に水を差す事態が完全に回避されたわけではないことも考慮したい。
  •  働き方改革、外国人の、ものづくり現場での活動が活発化するなか、GW10連休を初めて経験し、元号では「令和」元年に突入した。大阪ではG20が6月に開催され、秋には消費増税が待ち受ける。「読めない」のは当たり前であり、故に柔軟な発想と行動力がいっそう、求められてくる。問われてくるのは、引き続き、経営者の気概だろうか。