画像

桜が一斉に開花してきた

コロナ禍からの「脱出」を象徴する最近の事例は、間違いなく、展示会の開催に尽きるだろう。
2020年4月に緊急事態宣言が出され、移動が制限され、密を抑えるための様々な規制が加えられた。その中で展示会は、開催の可能性そのものが問われ、出展や集客方法の制約、さらに訪問自体の自粛も広がっていき、当初は「閑古鳥が鳴いた」ことはいまだに記憶に新しい。
だが、時は移り、生産財業界に即せば、昨年11月のJIMTOF、今年に入って3月初旬には研削に特化したGTJ(Grinding Technolgy Japan)というパブリックの展示会開催にこぎつけた。
地域に密着したプライベートショーでは、1月の植田機械(大阪)、3月のマルヨシ(広島)、東陽(愛知)と続き、今後は、タック(長野)、タナカ善(京都)、国興(長野)と枚挙の暇がないほど、各地域で復活を遂げようとしている。
コロナ禍によってデジタル対応が促進し、リアルとの棲み分けが模索されているなかで、展示会出展の重要性が増すとともに、その位置づけが変わってきたことも特徴に挙げられるだろうか。
展示会の選択、出展ブースの規模、国内外の出展バランス、自社プライベートショー開催の規模と頻度、展示会出展不参加・・・展示会を基準に取るだけでも、多様な選択肢が垣間見えてくる。目前ではインターモールド東京が迫ってきた。
商売の可能性を探るうえで、展示会出展の魅力は大きいと言う。従来から指摘されている通り、出向いていく労力が省かれるばかりか、リピーターからの新たなニーズの把握、新規顧客との出会いも実現される。意見や質問の内容、意図ともに、お互いが納得できるまで、取り交わせる魅力は、やはり捨てがたいだろう。
ユーザーの困りごとに対応することによって、商材の価値が認められ、採用に至る。課題のない現場はない。需要は常に発生し、新たな技術の誕生を促していく。4月から新たな期を迎える日本企業は多い。どのような1年を刻んでいくか。記録者としての役割も変わらない。