画像
  • 壇ノ浦PAからの初日の出 
  •  2022年の幕が上がるや否や、オミクロン株の急襲を受け、予定していた新年賀詞交歓会や代理店会が相次いで縮小、中止、オンラインなどへの対応を迫られた。1月15日時点では、全国で新たに2万5742人の感染が確認され、過去最多に迫るなど、コロナ禍による影響は予断を許さない状況が続く。
  •  だが、現時点だけを捉えると、生産財業界の業績は好調に推移している。
  •  日本工作機械工業会の昨年2021年の受注は1兆5500億円となる見込みで、昨年9月に上方修正した1兆4500億円を大きく上回る。日工会の新年賀詞交歓会では、ことし2022年の受注については6%増の1兆6500億円を予想する発表がなされた。過去4番目の受注水準であり、アグレッシブな姿勢を堅持する、ことしの「読み」について注目していきたい。
  •  昨年から半導体などの品不足によって、自動車ばかりか、幅広い産業機器の生産が滞る場面に遭遇するなど、今後もコロナ禍の影響を踏まえた動向は予測しがたい。経営者にとって、せめてもの救いは、需要が「消し飛んだ」訳ではないと言う点だろうか。設備の国内需要では、事業再構築などの補助金関係が半分近くを占めており、当面は「ベース」を担うだろう。
  •  切削工具関連では、日本機械工具工業会での今年度の生産金額は、下半期の見込みが2242億円となることから、通期で対前年比123%の4550億円を予測。因みに今年度の下半期見込みは、2019年下期レベルをキャッチアップするレベルとなる。
  •  昨年のように新年賀詞交歓会が全面的に中止になったわけではなかったが、オミクロン株の感染力の強さの前に「密」を回避したことで、情報交換には「制約」が伴ったことは否めない。キーワードはことしも「コロナ禍」であることは、間違いないだろう。
  •  4年ぶりのリアルJIMTOFに向けて、新製品を準備する声が早くも聞こえてきた。リアル展示会の良さは、昨年のメカトロテックで既に経験済みであり、この点からも、早期のコロナ感染収束が期待される。海外では独・AMBも控えている。コロナ禍でも生き抜いていける、さらなる方法論の模索も追求していきたい。