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  •  コロナ感染者数が全国レベルで減少傾向を辿るなか、ワクチンの接種が始まろうとしている。「危険水域」を脱し、インフルエンザレベルにまで落ち着くことができれば、経済活動においても、回復に向けて一段と弾みがついていくことだろう。
  •  このような状況下で、第2回目となるグラインディングテクノロジージャパンが3月2日から3日間、幕張メッセ・展示ホール4で開催される。弊社も出展し、新聞配布や情報交換を通じて、2021年を予測できるような機会として活用していきたい。緊急事態宣言が解除されているかどうかは微妙だが、来場者にとって、足を向けやすい環境が整いつつあるのは事実だろう。
 
  •  前回は3日間で、来場者およそ5000人。決して多くはないが「研削に特化」した展示会だけに「中身が濃かった」と回答した出展企業が多数を占めた。
  •  日本工業大学工業技術博物館館長で上智大学名誉教授の清水伸二氏司会によるパネルディスカッション「研削盤はどこに向かうのか」をはじめ、レンズの研磨実演や「研ぎサミット」「再研削実演会」ほか、製品・技術発表会、多数のセミナーが連日、開催される予定だ。
  •  工作機械業界は、2021年の受注について、1兆2000億円という見通しを立てたが、研削分野は、一般的にシェア1割と言われている。工具研削盤、平面研削盤、円筒研削盤といった研削ツールの動向についても展示会を通じて議論していきたい。
  •  中国、北米の回復に比べて、欧州や日本のテンポが遅いとの指摘もあるなか、顧客の、先行きに対する不透明感、不安感を払拭していくためにも、リアルとデジタル双方を駆使した情報の発信は欠かせないだろうと思う。立ち上がってきた時点で対応していたのでは、遅きに失したとなりかねないからだ。
  •  自動車におけるEV化、さらなる燃費向上を目指す航空機、超精密を標榜する半導体、特異な被削材も駆使される医療機器・機械、そしてものづくりのベースである金型・・・日本でものづくりが必要とされ、今後も残っていくためには、あらゆる産業で、さらなる高生産性、超精密加工が要求されてくる。研削技術はまさに、仕上げのための「最終工程」であり、その役割は、今後も、益々、大きくなっていく。