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  • JIMTОF来場者が15万人を突破し、過去最高を記録。出展各社のブースでの手応えも「具体的な商談が多く、受注も頂けた非常に満足のいく展示会だった」と振り返る人が多かった。
  •  来年の見通しをヒアリングしても「今期並み」と回答する会社幹部は多数を占め「こんな高い需要がいつまでも続くはずがない」とする漠としたムードとして「下り坂」予想のみ。2018年も高原状態が継続し、特に工作機械業界の受注規模を1兆8500億円と予測するなど、月ベースでみて平均1500億円まで積み上がってきていることは、驚く他ない。
  •  今回の来場者の増減を吟味したとき、前回と比べて土曜日、日曜日に当たる4日、5日は、盛況を極めたことに変わりはないが、それぞれ2000人程度減少した。理由として、いわゆる、働き方改革の進展によって、週末の訪問を差し控える企業が増えたのが要因では?と推測する。
  •  外国勢は、従来、中華圏の来場者が目立ったが、今回は対照的に欧州系の来場が目を引いた。特に工作機械の出展が多い東ホールでは、熱心に質問する姿が数多くいたように思う。
  •  JIMTОFを終え、出展各社は、そのフォローに入っている。工作機械ばかりか、ユーザーは工具やツーリング、さらに切削油やろ過機といった周辺機器分野についても、チェックするようになってきた。短納期対応は、ユーザーの間でも、課題となっているからで、工作機械の「納期の長期化」の影響によって、副資材を含めた周辺の製品にまで、視線が集まってきている。
  •  提案すべきチャンスは広がっており、特に商社では、従来、拡販の対象に挙がっていなかったアイテムを再確認すべき段階を迎えていると思う。工作機械の受注はできても、販売が思うように進まない現状を前に、工作機械以外で生産性アップ、能率アップ、精度向上を図っていく手立てをユーザーが求めている、この点に着目しない訳にはいかない。
  •  「景気は悪い時もいい時も、長くは続かない」というのは、これまでの歴史が教えている。
  • だが、サプライチェーンが過去と比較にならないほど、複雑かつ高度化している。過去の経験則からだけでは「導きの糸」が手繰れなくなってきている。