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  • 地道な活動は、いつの時代も王道だろう
  •  G20大阪でも、米中貿易摩擦に関連する、大きな変化は望めそうもない結果に終わった。
  •  生産財マーケットばかりか、日本経済全体にとって、今後の景況を占ううえで、米中関係の動向は引き続き無視できない「台風の目」。「先行き不透明感」が今なお、色濃く滲んでいるのも仕方がないだろうか。
  •  2017年、2018年と、生産財マーケットでは「過去最高」の文字が踊り、製造面での課題を残しつつも、受注から売り上げへと、着実な数字を叩きこんだ。
  •  だが、受注という括りでは、工作機械ばかりか、周辺機器にも明確に陰りが見られるようになり「落ちてきた」「落ち着いてきた」と表現に若干の違いを伴いながら、現状を評価する声を頻繁に聞くようになってきている。
  •  しかしながら、直近の2年間ではなく、2016年比で設定すると「相当、高い」水準にあるのが現実だ。
  •  「落ちついてきた」との表現を口にする人は、2年間継続したバブル的な動きではなく、実需に沿ったレベルに戻ったとの認識がベースにあるようで「ようやく、落ち着いて活動ができる」との声も聞かれる。  良い、悪いという場合、常に比較対象がある。
  •  「悪くなってきております」→何と比べて?いつと比べて?即座に聞いてしまうのは、半ば以上「職業病」だが、数字のダウンは、気がかりであり、銀行からの借り入れを十分に手当てした企業も増え始めている。
  •  筆者がしばしば、引き合いに出す言葉に「いい時も、悪い時も長くは続かない」がある。ものづくり補助金の活用は、半ば織り込み済みの、設備導入のスタイルとして定着した感があるものの、出鱈目な増強はないはずで、毎年、毎年、発注が継続するわけがない。
  •  いい時に何をするか、悪い時に何をするか。これによって、企業の価値観、考え方が鮮明に把握でき、成功の可否を握るかどうかの予測に、興奮を交えながら接していく機会を得ることになる。
  •  早くも1年の半分が過ぎ去った。2019年末までには消費税増税の施行、オリンピックを控えた様々な取り組みが具体化し、年明けからはまさに「オリンピックイヤー」がスタートする。
  •  景況に左右されない、心構えを堅持したい。