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HSR-M3
THKは、低透磁率LMガイド「HSR‐M3形」の受注を開始した。
HSR‐M3形は、磁場の影響を受けにくい低透磁率のLMガイドで、LMレールとLMブロックに低透磁材料を使用することで磁場環境下でも製品性能を発揮。磁場を気にせずに設計することが可能となる。
たとえば、MRI装置や各種試験装置などの強磁場が発生する装置でも、HSR‐M3形を用いることで磁場の影響を受けず、スムーズな動きを可能とする。
特長の詳細は以下の通り。
▼比透磁率1・02以下の低透磁率・・・構成部品に低透磁率材料を使用することで比透磁率1・02を達成。また、40HRC以上の硬度を有しているため、を実現低透磁率材料として知られているSUS316と比べ大きな荷重を受けることが可能。
▼4方向等荷重・・・LMブロックに作用する4方向(ラジアル方向、逆ラジアル方向、横方向)に対して、同一定格荷重になるよう、各ボール列を接触角45°で配置することであらゆる姿勢での使用が可能となり、より幅広い用途に使用できる。
▼世界標準を確立したHSRシリーズで低透磁率を実現・・・高品質、高性能により、世界中の多くの機械・装置に採用されてきたHSRシリーズで、低透磁率を実現。ロバスト性、負荷能力、高精度、さらに使いやすさで、長期間にわたり高精度で安定した直線運動を提供。
THKは、これまでにも特殊な環境下での使用に適した「特殊環境用LMガイド」を、豊富な実績のあるHSR形で展開してきた。最高使用温度を150°まで向上させた高温用LMガイド「HSR‐M1形」や高耐食ステンレス鋼を採用し優れた耐食性を発揮する高耐食LMガイド「HSR‐M2形」といった先例がある。