フクダ精工常務に岩崎和人氏。製造工程で注力したいのが研磨工程
岩崎和人常務
- 金型部品加工の現場を経て、2016年にフクダ精工に入社。4年半、企画、開発の分野を歩きながら、7月に常務に昇格した岩崎和人氏に面談した。
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- 「就任以来、整理・整頓・清掃という3S活動に改めて取り組んでいる。3Sを通じて業務の見える化を図っていき、最終的には、当社の製品品質に対する意識を上げていくことに主眼がある」と語る。
- 製造工程で一番、注力していきたいのが研磨工程の強化だそうだ。
- 「オペレーターのスキルに差があり、そのバラツキをなくしていきたい。仕事量の平準化が達成できれば、納期の点でも改善が期待できると思う」。
- 2021年の標語は「初動」-。
- 「この観点で捉えれば、工程の入り口である旋削工程にも注力していきたいと思っている。設備増強で旋削能力を向上させ効率化を図っていきたい。NC旋盤導入を現在、検討中だ」。
- フクダ精工は、切削工具が80%、トリミングダイス20%の社内比率。
- 「トリミングダイスは上下のブレが大きいが、1月~3月の括りで生産キャパが昨年の2倍に達している。ОBへの協力を仰ぐほど、今は忙しい」。
- 周知の読者も多いかと思うが、和人常務は岩崎社長の子息。
- 「性格は似ていないようで、似てる」とは岩崎社長本人の弁だが、果たしてどうか。因みに岩崎社長は11月で社長就任20周年の節目を迎える。