ZOLLER創立80周年記念したコラボ展示会開催。メカトロテックでは、ツールプリセッタ「Smile」をメインに出展

ZOLLER Japan株式会社

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ZOLLER創立80周年イベントでもあった

単体ではなく、システムとして把握できる機会を与えて頂いて、大変、参考になった‐9月4、5の両日、ZOLLER創立80周年を記念して、大阪本社で開催された展示会に参加した、ユーザーからの反応だ。工作機械のヤマザキマザック、切削工具のサンドビックとの3社特別コラボが追求され、現場の人にとっては、有意義で、印象深いプライベートショーとの感想を抱いたようだ。
 「2日間で40人超えの参加者。弊社にとって、新規の方の来場もあり、コラボ効果の恩恵に感謝している」と龍口社長は振り返る。
 さて、開幕迫るメカトロテックだが、ZOLLER Japanでは、ツールプリセッタをメインに出展を計画している。
 奥マネージャーは「多様な工具測定に対応するため、工具長、工具径を勘案した、精度のランク別に提案していく予定。特に初めて導入を検討されているお客様に対しては、加工内容をお聞きし、測定項目などのニーズを踏まえたうえで、最適なツールプリセッタに辿りつけられるようにしていきたい」と語る。
 主な出展機種は、今年以降、引き合いから受注の動きが活発化してきた「Smile」。ニーズに応じて3種類をラインナップしている。
 「昨年のJIMTOFに初めて出展したベーシックモデル。日本市場では高級機のVenturionが普及しているが、多様なニーズの対応していくため、今年からSmileキャンペーンを展開、販売に注力してきた」(奥マネージャー)機種でもある。
 参考までに、ツールプリセッタに求められる指標の基準だが「加工機レベルの許容公差が10ミクロンなら、ツールプリセッタには、3ミクロ以下の精度が求められる世界」だと言う。
 9月22日からスタートするEMOショーでは、インサートチップの交換を自動化するシステムの披露が予定されている。
 「少しでも欧州市場に刺激を与えていければとの思いがある。本社のあるドイツのみならず、欧州は各エリアともに厳しく、弊社にあっても、北米と中国のシェアが高い」(龍口社長)。
 1ユーロが170円台という円安も継続する。
 「Smileの3種類のラインナップの中で、何を選択するか。今一度、価格と精度の両面で吟味していく機会として、メカトロテックを利用して頂ければと思う」と奥マネージャーは、改めて訴えた。


参加者にとっては、単体ではなく、現場に近い状況にリアルさを感じたようだ