多彩な加工実演でブースを盛り上げるNKワークス。周辺機器3点も要チェック

NKワークス株式会社

NKワークス株式会社

独・HWR社のインフレックス4つ爪チャック/バイス

NKワークスは、メカトロテックで、顧客の具体的な課題解決のための多彩なデモ実演、最新周辺機器の展示を計画している。
 広報を担う川村営業技術課長は「何よりも大切なのは、直接、目で見て、ご確認いただくことだと考えている。デモの内容は、立形マシニングセンタや卓上CNC旋盤、卓上5軸加工機による多様な加工実演をはじめ、高機能エアーフィルタ―によるろ過実演、4爪チャックでのワーククランプ実演、空圧式ゼロポイントシステムによるワーク段取り替え実演を予定している」。
 最新の周辺機器では、主に以下の3点が注目されるだろう。
まずはドイツのHWR社のINOFLex(イノフレックス)4爪チャック/バイス。
 「すでに特許取得済みの補正機能付きクランプ技術によって、円柱ばかりか、角材、異形材、円筒材など様々な形状のワークの安定したクランプを実現している。従来の4爪チャックだと、各爪をそれぞれ位置調整する必要があり、毎回、調整に15分~30分程度要していたが、本製品は、調整不要で段取り替えの時短や高効率化に寄与する。Y軸付き旋盤などの複合機に最適だ」。
 2点目は、本紙でも何回か紹介した、台湾・INNGRIT社の空圧開閉式ゼロポイントプレート。
 「わずか27ミリの高さの本体内に補正付きクランプ機構、クランプ/アンクランプ機構、チップ飛ばし&着座用エアー機構を内蔵。繰り返し精度5ミクロン以下の正確なクランプで自動化に貢献する」。
 最後のアイテムは、ドイツ・AVANTEC社の「ハリネズミカッター」の愛称で呼ばれるシェルエンドミル。超高剛性の一体構造ボディーが、工具全体のたわみを最小限に抑え、鋼材や難削材の加工においても、高速加工を可能にすると言う。
 「独自に設計された刃具の配置により、切削時の振動(びびり)を低減させる。ワーク面への仕上がり精度も高く、仕上げ工程の削減にも繋がる。メカトロテックの自社ブースでは、ハースオートメーション社のベストセラー機『VF‐2シリーズ』に搭載して、加工実演を計画している」。
 このほか、「隠し玉」として、マニュアル式センタリングバイス上のワーク交換を自動化するロボットエンドイフェクター「CLAMPBOOSTER」を日本で初展示すると言う。ブースに来場し、是非、その目でご確認あれ!


独・AVANTEC社のシェルエンドミル。通称、ハリネズミ・カッター