メカトロテックでは「PCD工具=協和精工」のイメージ定着へ 技術的訴求力アップも追求

アテンドにも参加する佐藤工具事業課長
PCD工具のアピールに注力していきたい‐と語るのは、メカトロテック初出展を決めた協和精工の佐藤千鶴子工具事業課長の弁。
「弊社の営業担当や周囲の関係者からもメカトロテック出展を勧められ、今回、初参加することにした。加工で困っていることは何か。新規ユーザーを中心にヒアリングしつつ、特殊品への対応力が増してきたPCD工具を核に提案していければと思う」。
PCD工具では、多刃のエンドミルが「加工時間の短縮」で高評価が下され「能率アップの点で、電着砥石からのリプレースが進んでいる」(佐藤課長)ほか、ドリルでは「φ0・2ミリの微小径の製作や細くて長い需要への対応で、技術的訴求力を上げてきた」(同)。
この間の業績については「今年度の上期は、受注が伸び悩んだが、下期は実績が出てきた。受注した案件は営業・製造双方のスタッフでスピーディーに情報の共有に努めながら、ニーズへの対応、特に高精度が要求される複雑形状への差別化で成果に繋げてきた。あとはいかにリピートを獲得していくかが課題だ」。
協和精工は、CBN工具では欧州からの引き合い、注文が堅調で、超硬工具は、工程改善や原価低減、さらには量産ニーズに特殊品対応で成果を積み上げていると言う。
「今回のメカトロテックでは、PCD工具=協和精工のイメージの定着を図っていきたい。併せて特殊品対応力の高さも、ご理解いただけるよう努めておきたい」。