めねじ品質の安定など、転造タップの良さをアピールー遠藤主任・田野井製作所
高硬度材向けの超硬転造タップもメカトロテックでの注力製品

遠藤主任
「めねじの品質の安定など、転造タップの良さを訴えていきたい」‐と語るのは、中部エリアを担当する遠藤主任だ。
「切粉詰まりのない、切削タップからのリプレースも訴求ポイントと考えており、産業別では、自動車分野は当然としても、特に建機関連で、転造タップの浸透を図っていきたい」。
量産現場では、ハイスから超硬タップの比重が上がってきており、EV関連のダイカスト部品などの加工でニーズが高まってきている。
では、今回のメカトロテックで、どのような商品群がアピール対象となるのか。
「真っ先に挙げたいのが、業界初となった、高硬度材向けの超硬転造タップ、TC‐W‐TF(超硬ダブルタフレット)。従来製品に比べ、4倍の長寿命、高炭素鋼でも2倍の長寿命化を実現している」。
ねじ山の形状とコーティングの最適化がポイントだそうだ。
「昨年からサライ用として、市場浸透してきたSR‐TFのアピールにも、注力していきたい。めねじ内部の溶接スパッタ除去などに最適で、ニーズに即応してサイズバリエーションを拡充し、M3~M24とした」。
このほか、切粉残りゼロで定評のある「ZCシリーズ」(ゼロ チップ タップ)、仕上がりの美しさで評価の高いシームレスタフレットを提案していく。
「悩みを抱えている現場の人の来場が多く、会場の活気を感じている。是非とも、困りごとをお聞きして、ひとつでも解決に結び付くよう、奮闘していきたい」。