在庫管路の効率化を提案するセコ・ルールズ・ジャパン。AC100のアピール強化へ

セコ・ツールズ・ジャパン株式会社

セコ・ツールズ・ジャパン株式会社

メカトロテックでアテンドする左から井上さん、多胡部長、小林さん

セコ・ツールズ・ジャパンの大場社長を訪ね、メカトロテックでのチェックすべきポイントを取材した。


 まず、出展製品で話題にしたいのが、在庫管理の効率化をサポートするベンディングマシン「AC100」。
 「限られたスペースではあるが、ブースに実体験コーナーを設けて、慣れ親しんで頂く計画。他社との差別化と言う点では、工具管理ソフト単独でも購入可能と言うこと」だそうで「メカトロテックの場で認知度アップに努めていく」。
ともあれ、使い勝手を含め、体験して頂きたいと思う。
 工具では、今後、軸モノの販売に注力していく方針で「その代表例とも言えるのが、今春、イチオシの新製品としてリリースしたソリッドエンドミルのスタビライザー。鋼、鋳物加工をターゲットにしている。完全不等ピッチでビビリを抑制し、しかも折れにくい」と言う。
 また、特殊工具への対応も見逃せない。
 「弊社の強みでもあるが、相談ごとを通じた、見積もり依頼が多く、現状で販売の20%が特殊工具で占めるようになっている」。
 軸モノ工具で、新規ユーザー獲得の有力ツールにしていきたいとの戦略性にも絡む。
 ブースでのアピールという点に関し、多胡技術部長は「エンジニアリングサービスの一環でもあるが、会期中、技術的フォローとセットで製品説明会を毎日、行っていく」と補足してくれた。
 最後になるが、超硬の原料であるタングステン・コバルトの高騰や品薄も直面するなか大場社長は「サスティナビリティの観点から、魅力的な使用済み超硬工具の買い取りプログラムを展開。是非とも、このチャンスを見逃しなく!」と訴えた。