100本マガジン搭載の新モデル2機種登場 アピールポイントは「省人化、省エネ・環境性能、補助金の活用」

ブラザー工業株式会社

ブラザー工業株式会社

国内営業を統括する石黒マネージャー

メカトロテック開幕が近づくにつれ、100本マガジン搭載の新モデル登場!‐というキャッチコピーを目にする機会が増えてきたように思う。
 石黒統括マネージャーは「メカトロテック出展機のひとつである5軸加工機『U500Xd2‐100T』と専用オプションのパレット(40枚)チェンジャーを組み合わせてデモを実演。新たな付加価値を追求した、当社の多品種小ロット生産の最前線をご覧いただく機会にさせて頂く」と語る。
 今期に入っても、半導体、一般機械、精密加工・・・「一部業種においては、設備投資が継続しており、その際、省人化、省エネ・環境性能、補助金の活用などがポイントになってくる」「設備選定においても、コンパクトで省エネ性能に優れ、省人化に貢献するかどうかという評価が基準に据えられてる」との、設備導入に当たってのニーズを石黒統括マネージャーは指摘する。
 100本マガジン搭載の、もうひとつの新モデルとなる「S700Xd2‐100T」は、主軸ベアリング径を拡大し、剛性向上が図られた。
 「重切削をも射程に捉えた、幅広いワークの加工に威力を発揮していく。ブースでは、ベースプレートにバイスなどの複数のジグを搭載し、複数種類の加工ワークの実演を行う。是非、ご来場いただき、体感を!」と訴える。
 このほか、主軸30番最大クラスの加工エリアを誇る「W1000Xd2」、鉄系の重切削に対応する「H550Xd1」、5軸仕様の複合加工機「M200Xd1」、バリ取り加工の機械化を実現する「DG‐1」を出展。ブースでは、自動化や周辺機器との連携による、実演を交えたトータルなソリューションを提案していくことになる。
 「10月からは、後半戦に入っていく。戦略的には、設備更新需要への対応をはじめ、補助金・サービスの活用の提案ほか、周辺機器メーカー様やシステムインテグレーター様とのコラボによる協業展示を推進。機械単体に留まらない、ユーザー様目線に立った、総合的な課題解決を模索していく」。
 国内では、加工ワークの軽量化、省スペース、工程集約のニーズに即応する30番主軸への需要拡大に留意しつつ、幅広いラインナップによる多様な業種・素材への導入成功事例の訴求によって更新需要を刺激する一方、中小企業省力化補助金(カタログ登録型・一般型)や省エネ補助金のほか、遠隔サポート、「24コネクト」など、アフターサービスについても積極的にアピールを行い、導入後の安心感に繋げていく考えだ。


M200Xd1‐5AXによる加工例


S500Xd2による加工例