レーザーコンツァーチェック、ヘリチェックナノを出展、メカトロテックで、さらなる訴求度アップ図ったユナイテッドグラインディング・工具加工営業部 「前回の2倍近い集客。認知度アップを実感」(冨田営業部長)

ワルター本社セールスディレクターのマイケル・シュミット(右)冨田営業部長
メカトロテックブースに、ユナイテッドグラインディングの工具加工部門である、ワルターの営業部を担う冨田部長を訪ね、インタビューを試みた。
ユナイテッドグラインディングブース来場者のうち、ワルターの出展コーナーに足を運んだ人は、前回の2倍近くに上った。
「おかげさまで、認知度は着実に上がっているかと思う。今回は、パワーダイヤ400に搭載した、工具の輪郭や形状を高精度に非接触で測定するレーザーコンツァーチェック、小径工具向けの測定機ヘリチェックナノを出展。言わば、弊社ショールームに常設しているこれら設備を、より幅広い層に向けて発信させて頂いたことになる」。
レーザーコンツァーチェックについて冨田部長は「プロセス中の工具径や工具プロファイル等の形状測定、自動補正を実施。人が介在しなくても、良品が生み出せる、無人の連続加工を可能にしていく」と解説。
一方、ヘリチェックナノは、小径工具の品質保証に特化した測定機で、高解像度カメラを活用したモデルで「φ0.1~φ16のレンジに対応する。カメラの解像度が12メガピクセルと、従来のヘリチェックの1.5メガピクセルを遥かに凌駕するレベルで、複数のレンズを備え、目的に応じて選択可能なこともアピールしていきたい」との意欲を見せる。
厳しい受注環境下ではあるが、来場者はワルターの方向性に理解を深めるなか、新規の引き合いほか、複数の案件にも結びつけることができたそうだ。
「2025年も、残るは、あと2か月。今年も昨年同様、テーマを絞ったセミナーを7回、開催させて頂いた」積極的なアプローチに目を見張るが「なかでもヘリチェックナノがショールームに導入されたことで、小径市場に照準を合わせたセミナーは特に好感された」と言う。
また、ブースにはドイツ本社からビジョンレーザーのプロダクトマネージャー、シラス・ユンガー氏が来日、直接、アテンドを務めたことも目を惹いた。
冨田部長は「ワルター社から新たにリリースされたレーザー加工機により新たな工具製作を提案、トライ可能な範囲の広がりにも着目して頂きたい」との、多様な工具づくりへの提案は、やはり見逃せない。

ワルタービジョンレーザーによるサンプル例